| 北韓 「安保理談話」に抗議の書簡 |
| 2014-07-25 Updated. |
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 北韓の相次ぐ弾道ミサイル発射を受けて、国連安保理が17日、北韓に決議を順守するよう求める報道機関向け談話を発表したことについて、北韓は22日、書簡を国連に送って談話に抗議しました。
この書簡は、北韓国連代表部のチャ・ソンナム大使名義で22日に送られたもので、「自衛権の一環として北韓が短距離ミサイルを発射したのに対し、国連が非難するのは偏狭で公平ではない」と批判しています。
また、書簡では、「国連は、アメリカと韓国が原子力空母まで動員して、北韓を狙った合同軍事演習を行っていることには目をつぶっている。国連安保理は、韓米合同軍事演習を安保理の議題にして議論する必要があり、その場で、北韓代表の発言を認めるべきだ」と要求しています。
これについて、韓国の国連代表部は、「北韓が問題提起した内容は、国連安保理で話し合うような事柄ではなく、国連でもそれについて議論する計画はいまのところない」と指摘しています。
北韓が6月と7月に3回にわたって短距離弾道ミサイル「スカッド」を発射したことに対して、国連安保理が異例の談話を発表したことに対して、北韓がこれを非難する書簡を送ったのは、これまで、国連の北韓制裁委員会で取り上げてきた短距離ミサイル発射問題を、安保理が直接議論したことに対する危機感の表れとみられています。
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