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王宮跡「満月台」で高麗金属活字が出土
2015-12-01 Updated.
 
ことし6月から南北が共同で発掘を行ってきた、北韓の開城(ケソン)にある高麗時代の王宮跡、「満月台(マンウォルデ)」 で、高麗時代のものと推定される金属活字が出土しました。
南北歴史学者協議会が11月30日明らかにしました。
出土した金属活字は、11月14日に発掘区域の最南端である神鳳門(シンボンムン)跡の西側255メートル地点の表土層から見つかり、横1.36センチ、縦1.3センチ、高さ0.6センチで、活字は「嫥」という字に似ているということです。
高麗時代、満月台が消失した1361年より前に、国によって作られたものと推定され、今後、精密分析を行うことにしています。
金属活字が満月台から出たのは、1956年に北韓側で一点を発掘して以来2回目です。
このほか、満月台からは、ことし、青磁・瓦片をはじめとする遺物3500点あまりが新たに確認されたということです。
満月台の遺跡は、高麗の王宮があったところで、ユネスコ世界遺産に登録された「開城の歴史的建造物群と遺跡群」に属しています。満月台については、南北共同発掘調査が2007年に始まりましたが、南北関係の悪化で2011年から3年あまりにわたって中断し、去年7~8月にかけて20日間進められたあと、再び中断し、ことし6月に再開されました。
これまで、合わせて1万4000点あまりの遺物が確認されています。
 
 
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