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韓中外相会談 安保理決議の徹底した実行で一致
2016-04-28 Updated.
 
アジア相互協力信頼構築会議(CICA)に出席するために中国・北京を訪れている尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は27日、王毅外相と会談しました。
外交部によりますと、会談で尹長官は、国連安全保障理事会の北韓制裁決議が採択されてからも、北韓が挑発を続けていることについて、強い憂慮を示し、北韓のさらなる挑発に対する抑止や断固たる対応が必要だと述べたということです。
また、北韓が核実験などのさらなる挑発に出る場合、安保理決議に従って追加的な重大措置を取る必要があると強調しました。
両外相は、「韓中両国は、北韓の核を容認しないとする確固たる原則のもと、北韓問題について戦略的コミュニケーションを深めている」としたうえで、今後も国際社会と緊密に連携しながら、安保理決議の徹底した実行に向けて、両国間のコミュニケーションや協力を強化していくことで一致しました。
中国の外交部によりますと、会談で王毅外相は、「韓半島情勢は依然として危険な状況にある。各当事国は、おのおのの責任を果たし、全面的かつ完全に安保理決議を実行し、緊張を高める行動を避けることで、韓半島の核問題を対話と交渉の軌道に早急に戻さなければならない」とする立場を表明したということです。
一方で、アメリカが韓国に高高度迎撃ミサイルシステム「サード」を配備することについて、改めて憂慮を示したと伝えました。
アジアの安全保障問題について議論する「アジア相互協力信頼構築会議」は、中国とロシアの主導で1992年に発足した外相会議で、韓国は2006年に加盟していますが、外交部長官が出席するのは異例のことです。
背景には、北韓への制裁強化に向けた国際社会の連携強化をはかる狙いがあるものとみられています。
 
 
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