| 被災者は30万人以上か 北韓の洪水 |
| 2016-10-24 Updated. |
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 ことし8月末から9月初めにかけて、北韓北東部で発生した洪水による被災者の数は30万人に上り、北韓側が公式に発表した数値の4倍を上回るという見解が出されました。
複数の北韓のメディアは、8月29日から9月2日までの間、北韓北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクド)で台風による洪水が発生し、6万8900人あまりの被災者が出たと報じていました。
しかし、民間シンクタンクの世宗(セジョン)硏究所によりますと、北韓労働党の機関紙である｢労働新聞｣で、洪水発生から2か月以上が経過した最近でも被災地の復旧作業に関する内容が報じられており、当初北韓が公表していた被害規模を大きく上回る可能性が高く、また、北韓に詳しい消息筋によりますと、今回の洪水による被災者の数は、北韓が公表した数値の4倍を上回る30万人に上っているということです。
これについて専門家は、｢北韓が、10月10日の北韓労働党の創設記念日に宣伝のための核実験などを行わなかった背景には、今回の洪水被害が影響しているものとみられる｣と分析しています。
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