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「反目・対立を克服し、尊重社会に」

2014-08-19 11:08:22

フランシスコ法王の韓国訪問を終えて、韓国カトリック司教会議の議長が18日、「フランシスコ法王を見習い、韓国社会が階層間の反目と対立を克服し、思いやりと尊重の社会に向かって進むことを希望する」と述べました。
これは、フランシスコ法王の韓国訪問の準備委員会の委員長を務めた、韓国カトリック司教会議の姜禹一（カンウイル）議長が18日、記者会見して述べたものです。
このなかで、姜議長は、「韓半島の平和は、互いを見つめる兄弟的視線を持つことから始まる」と述べるとともに、「韓国社会がフランシスコ法王を見習い、階層間の反目と対立を克服し、思いやりと尊重の社会に向かって進むことを希望する」と強調しました。
また、フランシスコ法王の韓国訪問について、「法王は、韓国が成し遂げた経済成長と富が提供する一時的な安楽さに安住せず、自らを鏡に照らし、私たちが追求すべきより高い価値を見つけるよう求めた」と振り返りました。
一方、与野党は18日、フランシスコ法王が韓国滞在中、社会的弱者を慰め、旅客船セウォル号の沈没事故で傷ついた国民に、大きな慰めを与えてくれたとして感謝の意を示すとともに、フランシスコ法王が残したメッセージを政界が率先して実践するとの決意を表明しています。