
有事の際に海上から敵地の標的を打撃できる艦対地誘導弾の開発が完了したもようです。
防衛事業庁が18日、明らかにしました。
この誘導弾は、射程200キロ未満で、敵地沿岸の海上から地上の標的を打撃することができます。
誘導弾の弾頭には、装甲車を貫通するほどの弾丸数百発が取り付けられ、爆発すればサッカー場2個分の面積を焦土化できる威力を持っています。
またリアルタイムでミサイルの経路を調整し、障害物を避けることができるため、より精密に標的を打撃することが可能です。
去年実戦配備された傾斜発射式より進歩した垂直発射式で、海軍の護衛艦に搭載されることになります。
防衛事業庁は来年から量産に入り、海軍の次期護衛艦に順次配備する方針です。
海軍駆逐艦やイージス艦に搭載された射程1000キロ以上の艦対地巡航ミサイルと潜対地ミサイルに続いて、護衛艦用の誘導弾まで開発されたことで、韓国軍の、敵の攻撃を事前に探知し先制攻撃を行う防衛システム、「キル・チェーン」構想が一層強固になると期待されます。