シリアへの攻撃 北韓は異例の沈黙

入力 : 2018-04-16 13:25:31 修正 : 2018-04-16 14:20:19

シリアへの攻撃 北韓は異例の沈黙

シリアでの化学兵器使用をめぐって、アメリカとイギリス、フランスが13日、アサド政権側への攻撃に踏み切りましたが、北韓はこれについて沈黙しています。
北韓メディアは15日までアサド政権側への攻撃について一切触れていません。
シリアは北韓と友好関係を維持している少ない国の一つで、金正恩国務委員長が最高指導者になってから直接会った外交使節は中国、シリア、キューバの3カ国だけです。
こうしたことを考えると、北韓がシリアへの攻撃について沈黙しているの異例です。
アメリカが昨年4月にシリアへの空爆を実施したとき、北韓外務省はすぐに声明を出し、「容認できない野獣的で野蛮な行為だ」として、アメリカを強く非難しました。
今回は北韓が沈黙していることもあって、シリアへの攻撃が米朝首脳会談に及ぼす影響は制限的だとみられます。
民間シンクタンク峨山(アサン)研究所の関係者は、アメリカが軍事オプションを選択したのは確かだが、アサド政権の転覆を測るための攻撃ではないと指摘し、アメリカが軍事オプションを選択したのは金正恩政権にとって負担になるだろうが、米朝首脳会談への影響は制限的だとしました。
また、韓国軍事問題研究院の関係者は、アメリカは体制の転換を念頭の置いた攻撃ではないという点を強調しているとして、これは北韓への刺激を最小限に抑える狙いがあるとしましたが、反対に、アメリカはいつでも軍事攻撃に踏み切ることができるということを北韓に見せしめる狙いもあるといえると指摘しました。
一方で、アメリカ国内では今回の攻撃で北韓が核を放棄する可能性はなくなったとする見方もあります。
アメリカのグローバル情報分析機関の関係者はCNNのインタビューで、北韓はシリアのように攻撃されないためにも核を保有する意志をさらに固めるだろうと指摘しました。

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