「検証は核実験場廃棄のあと」 IAEA元事務次長

入力 : 2018-05-16 13:20:01 修正 : 2018-05-16 15:03:17

「検証は核実験場廃棄のあと」  IAEA元事務次長

IAEA=国際原子力機関の事務次長を務めたオリ・ハイノネン氏は、北韓の核実験場の廃棄について、技術的な検証は核実験場を廃棄したあとに進めなければならないと指摘しました。
ハイノネン氏は16日、アメリカ政府系放送の自由アジア放送のインタビューで、北韓が豊渓里の核実験場を廃棄するとしたのは非核化を進めるとの政治的な決定だとしたうえで、核の廃棄は核実験場の坑道を爆破し、周辺の施設を閉鎖することで終わるものではなくより多くの作業が必要だと強調しました。
そのうえで、北韓は米朝首脳会談で、北韓が履行すべき非核化が具体的にどういったものなのか、どの地域でどういった形で核廃棄を進めるのかなどを具体的に決め、それを検証するためにより多くの技術的な情報を提供しなければならないと指摘しました。
ハイノネン氏は、北韓の核実験場廃棄に国際原子力機関の関係者が立ち会うべきではないかとの質問に、国際原子力機関の関係者が核実験場の廃棄に立ち会うためには事前により多くの情報を入手し、廃棄の際にどういった役割を果たすかを決める必要があるとして、北韓は国際原子力機関などに十分な資料を提供しておらず、こうした状態で核実験場の廃棄に立ち会うのは意味がないとしました。
ハイノネン氏は、今回は坑道を爆破し、周辺の施設を閉鎖することが目的で、検証はより多くの情報を入手したあとで、十分な準備をしたうえで進めればいいとしました。
アメリカ上院外交委員会の東アジア小委員長のガードナー議員はこのほど、自由アジア放送のインタビューで、核実験場の廃棄に国際機関の関係者が立ち会う必要があると主張しました。

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