
南北軍事実務会談が13日午前10時から14日午前3時まで板門店の北韓側施設の「統一閣」で開かれ、南北は、ほとんどの議題で大筋合意しましたが、韓国の西の海、西海のNLL=北方限界線に平和水域を設定する議題をめぐっては、意見の隔たりが大きかったもようです。
南北は会談で、ことし7月末に開かれた第9回将官級会談で大筋合意されたDMZ=非武装地帯での韓国戦争戦死者の遺骨の共同発掘やDMZ内の見張り所(GP)の試験的な撤収、板門店のJSA=共同警備区域の非武装化など軍事分野の懸案事項を詰め、韓国の西の海、西海の平和水域 設定の準備段階として、NLL=北方限界線一帯での艦艇の出入りや海上射撃訓練を禁じる「緩衝地帯」の設置について議論しました。
ほとんどの議題では、南北が大筋で意見が一致しましたが、北韓のNLLの認定が絡む西海の平和水域設定の議題については、意見の隔たりが大きかったとされます。
DMZや西海のNLL一帯での軍事的緊張緩和策や偶発的衝突防止策が盛り込まれる包括的な軍事分野の合意書は、18日から20日まで平壌で開かれる南北首脳会談で署名されることになります。
[Photo : YONHAP News]