
インドを国賓として訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は訪問3日目の10日、インドのモディ首相と首脳会談を行います。
モディ大統領との会談は、去年7月にドイツ・ハンブルクで開かれたG20=主要20か国首脳会議に合わせて行われた韓インド首脳会談に続いて2回目です。
文大統領は今回の会談で、韓国の「新南方政策」とインドの「新東方政策」の接点を通じて、経済を中心に両国の協力を拡大する方策について議論するとみられます。
なかでも、両国間で見直し交渉を進めている包括的経済連携協定(CEPA)の早急な妥結についても、意見交換する見通しです。
会談のあと、文大統領は両国の財界の要人が集まる「韓インドCEO=最高経営者ラウンドテーブル」に出席し、双龍(サンヨン)自動車の筆頭株主、インドのマヒンドラグループ会長と会って、双龍自動車から解雇された労働者の問題で協力を呼びかけるとみられます。
続いて、両国の政府当局や機関の協力に向けたMOU=了解覚書締結式に出席したあと、共同記者会見を行う予定です。
文大統領は夕方には、インドのラム・ナート・コビンド大統領と会談し、晩餐会に出席したあと、11日、シンガポールに向かう予定です。
[Photo : YONHAP News]