
韓国の2大ポータルサイトのネイバーとカカオが、AI=人工知能サービス市場をめぐって、競争を繰り広げています。
ネイバーは、早ければ12日に、AI「クローバ(Clova)」のアプリをリリースすると11日に明らかにしました。
ネイバー関係者は「今回リリースするアプリは試用版で、ネイバーのAIサービスの初期の姿をユーザに直接体験してもらおうという趣旨だ」と説明しています。
一方のカカオも、ことしの7月にAIサービスアプリをリリースし、9月までにAIがサポートするスピーカーを発売すると11日に明らかにしました。
ネイバーもことしの夏にAIスピーカーを発売する予定であるため、ライバルを意識した動きとみられます。
ネイバーとカカオは、伝統的なライバルの関係ですが、ネイバーは、検索とショッピング、カカオはコンテンツで主に売り上げを伸ばしているなど、カテゴリーによってすみ分けされていて、これまで直接競争をすることは、ほとんどありませんでした。
しかし、最近AIが、オンラインサービスの全分野で浮上しているため、ネイバーもカカオもAI分野での主導権を握ることが課題となり、両社が正面から競争を始めています。