韓国人科学者夫婦 自閉症児出産の原因解明

入力 : 2017-09-14 14:06:50 修正 : 2017-09-14 14:06:50

妊娠中の女性の腸内の細菌が、自閉症児の出産に影響を及ぼすことが、韓国系アメリカ人科学者の夫婦の研究でわかりました。
この研究者夫婦は、マサチューセッツ工科大学医学部のホ・ジュンリョル教授とグロリア・チェ教授です。二人は、妊娠中にウイルスに感染した母マウスが、自閉症の子マウスを産む過程について研究し、その論文を、14日付けのイギリスの科学誌「ネイチャー」に発表しました。
「ネイチャー」は、これらの論文が、14日付けのネイチャーの論文のなかでもっとも重要な研究成果だと紹介しました。
自閉症は、他人とのコミュニケーションがうまく取れず、社会性に乏しいなどの症状が見られる発達障害です。
2人は、去年、マウスが妊娠中にウイルスに感染すると、特定の免疫細胞からたんぱく質が分泌され、これが、胎児の脳細胞に影響を与えるという研究結果を発表しています。
今回の研究では、ある種の腸内の細菌によって、この免疫細胞がつくられるということがわかりました。
抗生剤でこの腸内の細菌をなくすと、マウスは、妊娠中にウイルスに感染しても、正常な子どもを産みました。
自閉症児の出産を防げる方法が見つかったといえます。
さらに、ウイルスの感染が脳に及ぼす影響についても具体的に明らかにしました。
この免疫細胞は、脳の体の感覚をつかさどる部分に影響を及ぼしていましたが、免疫細胞から出る信号を遮断すると、マウスの自閉症による異常行動が大きく減ったということです。
ネイチャーの論評は、「腸内の細菌、免疫体系、脳の発達の複雑な相互作用について解明する貴重な糸口を提供した」と評価しています。

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