韓米FTA、アメリカは改定交渉の早期開始求める open the window of AOD

入力 : 2017-08-27

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韓米自由貿易協定に関する特別合同委員会が22日、ソウル市内のホテルで開かれました。
協議で、アメリカ側は「FTA発効後、対韓貿易赤字が倍増した」と不満を表明、是正が必要だと主張し、改定に向けた交渉の早期開始を求めました。
これに対して、韓国側は「FTAはアメリカの貿易赤字の原因ではない」として応じず、合意に至らないまま協議は終了しました。
アメリカのトランプ大統領はFTAについて、「ひどい取引だ」として、就任前から再交渉の必要性に言及し、アメリカ通商代表部は7月に改定に向けた特別会合の開催を要求、このほどソウルで会合が開かれたものです。
アメリカ側は「2012年のFTA発効後、自動車や鉄鋼、ITを中心にモノの対韓貿易赤字が倍増した」と指摘し、見直しによる是正が必要だと主張したということです。
アメリカ通商代表部は会合終了後に声明を出し、アメリカの企業や知的財産にとって不利な制度が韓国にあるとして不満を表明、現行協定の履行の改善と合意内容の見直しに注力するとして、改定に向けた再交渉を要求しました。
これに対して、韓国側は「赤字が膨らんだのは、複合的な要因によるもので、FTAが原因ではない」と反論し、モノの貿易では韓国が黒字になっているが、法務などのサービス分野の貿易収支ではアメリカがおよそ100億ドルの黒字になっていると指摘し、「FTAは互恵的で、利益は均衡している」と強調したということです。
ただ、法務などのサービス分野の貿易収支でアメリカが黒字を維持していることについては、この分野で利益を受ける高所得層の弁護士や会計士はトランプ大統領の核心的な支持層ではなく、トランプ政権にとっては大きな意味がないとの指摘もあります。
韓国産業通商資源部の金鉉宗・通商交渉本部長は協議終了後の記者会見で、「双方の見解に隔たりがあり、合意に達しなかった」と説明、アメリカ側が協議の結果を精査し、FTAの効果について合同調査を進めるとの韓国側の提案への対応を待ちたいとしました。
金鉉宗・通商交渉本部長は、「アメリカ側の一方的な改定要求にわれわれは同意しなかった」と強調しました。
次回の日程は決まっていませんが、アメリカ通商代表部は「今後数週間、協議を続ける」との意向を示していて、今後とも特別合同委員会の形で協議が続くものと予想されます。
アメリカ国内では自動車や鉄鋼業界を中心にFTAの改定を求める声も根強く、トランプ政権はNAFTA=北米自由貿易協定と並行して韓国ともFTAの再交渉を早々と求めてきたこともあって、アメリカ側が簡単に引き下がることはないでしょう。
韓国側代表の金鉉宗・通商交渉本部長は組織改編で今月初めに本部長に就任したばかりで、韓国側の準備不足も指摘されている中、今後、韓国側が厳しい立場に追い込まれる可能性も全くないわけではありません。

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