済州道で難民申請者が急増 open the window of AOD

入力 : 2018-06-24

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今年に入ってから済州道で難民申請者の数が大きく増えています。
済州道の出入国・外国人庁のまとめを見ますと、今年に入ってから先月末まで難民申請をした外国人は948人に上ります。
昨年1年間、済州道で難民申請をした人は312人でしたが、今年は5月末の時点で3倍以上に達しています。
そのうちイエメン出身の難民申請者は549人で最も多くを占めています。
イエメン出身の難民申請者が多いのは、イエメンで内戦が続いているためです。
アラビア半島の南端に位置するイエメンでは、2011年の中東の民主化運動「アラブの春」が契機になって30年以上続いたサーレへ政権が崩壊し、ハーディ暫定政権へ移行しましたが、政情は安定せず、暫定政権側と反政府側の内戦が続いています。
この内戦で1万人余りが死亡し、200万人余りが国外に逃れたとされています。
済州道で難民申請者が増えている理由としては、ノービザ入国制度があります。
観光促進のために導入された制度で、済州道の場合、ノービザで入国でき、30日間滞在できます。
実は難民申請者の多くは韓国という国を特定して韓国にやって来るわけではありません。
難民にとって国を選ぶ選択肢はほとんどなく、まずはノービザで入国できる国に入国し、その国で難民申請をするケースがほとんです。
済州道に入国したイエメン出身の難民申請者の多くは、ノービザで90日間滞在できるマレーシアに逃れて難民申請したものの受け入れられず、同じくノービザで入国できる済州道に来た人たちだとされています。
難民支援団体や人権団体は、韓国は難民の受け入れに消極的だと指摘しています。
韓国では1993年に難民受け入れ制度が始まりました。
これまで3万8168人が韓国に入国して難民申請をしましたが、難民の地位が認定されたのは825人、全体の2%程度に過ぎません。
韓国で難民の地位が認定されるのは非常に難しいのが現状です。
難民の認定基準が厳格で、手続きには少なくない時間がかかります。
韓国の場合、難民申請をしてから一次審査の結果が出るまで平均7ヶ月かかっています。
審査に時間がかかっているのは、昨年1年間で難民申請者が9942人に上ったのに対して、担当公務員が全体で38人に過ぎないということも理由の一つとして指摘されています。
難民については、治安悪化や社会のリスクにつながるとするなど、根拠のない誤解や偏見もあります。
済州道で難民申請者が増えていることを受けて、難民受け入れ問題が再び注目されています。
難民かどうかを決める認定基準、公平性、透明性を確保した手続きの基準など、国際基準に沿った難民の受け入れ体制を整えていく必要があるとの指摘も出ています。
韓国政府は、済州道で難民申請者が急増していることを受けて、難民申請者の就業支援を進めることを決めました。

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