韓国と北韓 山林の害虫被害防除で合同調査へ open the window of AOD

入力 : 2018-07-08

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板門店の韓国側施設「平和の家」で4日、南北の実務者による山林協力分科会議が開かれました。
会議は4月の南北首脳会談の共同宣言の履行の一環として開かれたものです。
会議には、韓国側から柳光守(リュ・グァンス)山林庁次長が、北韓側から金城浚(キム・ソンジュン)国土環境保護省山林総局副総局長が首席代表として出席し、荒廃した北韓の山林の復興に向けた協議が行われました。
会議のあとに発表された共同報道文によりますと、南北は荒廃した北韓の山林の造成や保護に向けて、苗木の生産施設の整備、山火事の防止、砂防事業などの協力を進めることにし、協議を進めていくことで合意しました。
また、北韓の山林の病害虫被害を防ぐために、まずは軍事境界線に近い地域などで南北合同で現地調査を行うことでも一致しました。
現地調査は今月中旬から始まる見通しで、調査の結果を踏まえて、南北が共同で病害虫被害を防ぐための対策を進めていくことになります。
苗木の生産施設の整備、山火事の防止、砂防事業などについては、該当分野の関連技術の交流を積極的に進めていくことにしました。
北韓の山林はむやみな伐採や開墾で荒廃が進んでいます。
山林の荒廃が進んだことで、毎年のように洪水や土砂崩れの被害が続出、山林の荒廃の拡大に追い討ちをかけています。
北韓の農村など地方に住む人たちは、燃料が不足しているために山の木を伐採して燃料にしているケースが多いということです。
北韓は多くの石炭を産出していますが、外貨獲得のために半分以上を輸出していて、残りは火力発電や工業部門などで使用し、住民が燃料として使えるのは10%以下だとされています。
農村では暖房だけでなく、煮炊きの燃料にも困る状況で、そんな状況がむやみな伐採につながっています。
山林の荒廃が進んでいるもう一つの理由は病害虫被害です。
北韓では病害虫などの防除に必要な薬剤が不足していますし、防除法などの関連技術も確保されておらず、病害虫対策は事実上皆無に等しい状況です。
むやみな伐採や病害虫被害で、地方では多くの山が禿山に変わっています。
軍事境界線から北韓側の山々を見ると、ほとんどの山が禿山です。
韓国の国立山林科学院のまとめによりますと、北韓は全国土の73%にあたる899万ヘクタールが山林ですが、山林の32%にあたる284万ヘクタールで荒廃が進んでいます。
国連食糧農業機関は、1990年から2016年まで、北韓の山林40%がなくなったとしています。
国際社会の制裁もあって制限はありますが、こうした現状を考えると山林分野の協力は欠かせません。
北韓としても協力を拒む理由はなく、多様な形で協力が進むものとみられます。

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