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特別番組

8. 「MeToo」波紋広がる

2018-12-31



セクハラや性的暴行の被害体験を告白する「MeToo(ミートゥー)」が韓国でも広がりました。
1月に韓国南部昌原地方検察庁の女性検事が上司のセクハラを告発、それが契機になって政界や芸術界などでも告発が相次ぎました。
詩人の崔泳美(チェ・ヨンミ)氏は「怪物」という詩の中で、韓国の代表的な詩人高銀(コ・ウン)氏が常習的なセクハラを行っていたと暴露、韓国で毎年ノーベル文学賞候補者としてに名前が挙がっていた高銀氏の名誉は完全に失墜しました。



また、演出家の李潤澤(イ・ユンテク)氏は、自身の劇団の女性団員に性的暴行を繰り返してきたことが告発され、逮捕、起訴されました。
俳優のチョ・ジェヒョン氏、映画監督のキム・ギドク氏についてもセクハラの暴露が相次ぎ、常習的にセクハラを行ったとする疑惑が持ち上がったチョ・ジェヒョン氏は警察の取り調べを控えて自殺しました。
政界では、忠清南道知事を務め、次期大統領候補として注目されていた安熙正(アン・ヒジョン)氏が、女性秘書から性的暴行を告発され、知事を辞任し、政界引退を宣言しました。
韓国における「MeToo」は、社会に潜む女性に対する差別、性的暴行の危険性、それらの行為に対する無関心さを露にし、注意を喚起する契機になったとされています。


Photo : Yonhap News, KBS News

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