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特別番組

1. 2回目の米朝首脳会談開かれるも、非核化交渉は停滞

2019-12-31



2回目の米朝首脳会談が2月27日から28日にかけてべトナムのハノイで開催され、非核化に向けた進展が期待されましたが、会談は決裂しました。

会談の詳細は公表されませんでしたが、アメリカ側は核施設、化学兵器・生物兵器と、関連するすべての施設の完全廃棄を求めたのに対して、北韓側は段階的な非核化と経済制裁の解除を求め、双方の主張の隔たりは大きく、合意文書が締結されることはありませんでした。

その後、北韓は4月の最高人民会議で「自力更生による経済発展」路線を採択、経済制裁の解除に執着しないと宣言し、2019年末を交渉の期限だと主張して、アメリカに対して「新しい計算法」を示すよう求めました。

一方で、北韓は短距離ミサイル、超大型ロケット砲、潜水艦発射型弾道ミサイルの試験発射を繰り返すなど、挑発を続けました。

こうした中でも6月には米朝首脳が板門店で会い、10月にはスウェーデンのストックホルムで7カ月ぶりに米朝実務者協議が開かれましたが、これといった成果はありませんでした。

12月に入ると、北韓は西海衛星発射場で「非常に重大な実験が行われた」と発表し、「クリスマスのプレゼントを何に選ぶかはアメリカにかかっている」として大陸間弾道ミサイルの試験発射を示唆するなど、アメリカをけん制しました。一方のアメリカは偵察機や哨戒機を相次いで韓半島上空に飛行させて、北韓に対する監視を強化し、緊張が続いています。

Photo : KBS News

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