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特別番組

7. 検察改革、法相と検察総長の対立続く

2020-12-31



検察改革を巡って、秋美愛(チュ・ミエ)法相と尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長の対立が続きました。
文在寅大統領から検察改革を一任された秋美愛法相は、就任した今年1月以降、尹錫悦検察総長と正面から衝突を繰り返してきました。
秋美愛法相は就任後、人事異動を通じて、尹錫悦総長の側近を要職から次々と排除し、韓国南東部の蔚山市長選に大統領府が介入した疑惑で大統領府の自治発展秘書官室を捜索したり、原発の閉鎖を正当化するため経済性を意図的に低く見積もった疑惑があるとして、政府の産業通商資源部などを強制捜査した尹錫悦総長を「政治的な意図」があると強く非難しました。
秋美愛法相は、尹錫悦総長が政治的中立を欠いたとして監察を指示、一方で尹錫悦総長の懲戒を請求し、懲戒委員会は停職2か月の懲戒処分を決定しました。
これに対して尹錫悦総長は、処分の執行停止を求め、ソウル行政裁判所は尹錫悦総長の訴えを認める決定を出し、結局は職務に復帰しました。
一方、韓国国会では12月に入って、政治家や政府高官に対する検察の捜査権を独立捜査機関である「高官犯罪捜査庁」に移管する法律の改正案が成立しました。これによって文在寅政権が進めてきた検察の力を分散する改革の法整備が進みましたが、検察改革を進める文在寅政権と、検察改革に抵抗してきた尹錫悦総長の対立はさらに長期化する様相を呈しています。

Photo : YONHAP News

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