新型コロナウイルスの新たな変異株が次々に現れるなど、感染拡大の波がいっこうに収まらないなかで、２回目の年を越すことになりました。
今年もマスクを外すことはできないだろうという専門家らの年初の予想通り、７月から第４波となる感染拡大が始まり、半年近くたった今も感染者が増加する傾向が続いています。
幸い３回目のワクチン接種が進んでいることもあって、このところ１日の感染者はやや減っています。
韓国では２月に医療従事者や高齢者、基礎疾患を有する人を対象にワクチン接種が始まり、現在は３回目の接種も始まっています。
保健当局はワクチンパス制度を導入、来年１月に２回目の接種から６カ月が経過した人の90％以上が３回目の接種をすでに終え、12～17歳の青少年の１回目のワクチン接種率も70％を超えました。
しかし、ことし上半期に２回目の接種を終えた高齢者や基礎疾患がある人のワクチンの効果が下がる一方で、デルタやオミクロンなどの変異株が現れたことで、ブレークスルー感染が増えるなど、以前の日常を取り戻す日常回復への動きは滞っています。
こうした中、食品医薬品安全庁は12月27日に製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスの飲み薬について緊急使用を承認しました。
感染状況が悪化する中、この飲み薬で重傷化率や死亡率を下げることができるのか注目されています。

Photo : YONHAP News

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