中国が一方的に新たな防空識別圏を、韓国や日本のものに一部重なるかたちで設定し、東アジアにおける緊張が高まっています。
中国が11月23日、東シナ海の広い範囲に設定した防空識別圏は、尖閣諸島も含めていて、領有権をめぐる中国側の立場を主張するとともに、北東アジアにおけるアメリカの軍事的影響力をけん制する狙いがあるものと見られています。
一方、韓国政府は12月8日、韓国の防空識別圏を南側中心に延長するかたちで拡大することを発表しました。
韓国の新たな防空識別圏は、韓国が管轄権を行使する岩礁、離於島(イオド)の上空を含める形になっていて、中国や日本の防空識別圏とも一部重なっています。
韓国の防空識別圏拡大について、アメリカ政府は、これを認める立場を示しています。
東アジアでは、アメリカと中国の覇権争い、日本と中国の対立、そして、北韓の核問題など、多様な安全保障上の問題が横たわり、朴槿恵政権の外交力が問われています。
おすすめのコンテンツ
ソウル・暮らしのおと
2023-06-02
成川彩の優雅なソウル生活
2023-06-01
Youtube Live
2023-05-25