親北韓路線で知られる韓国の左派政党、統合進歩党の李石基（イ・ソッキ）議員が内乱陰謀などの罪で起訴されました。
この事件は、李石基議員らが、今年5月に地下組織の秘密会議で、戦争が勃発した際には国家基幹施設を破壊し、重要人物を暗殺することなどについて協議したというもので、国家情報院は、8月28日、李石基議員と党の関係者などの自宅や事務室10ヶ所あまりを家宅捜索して強制捜査に着手しました。
また、国家情報院は、翌日、李石基議員の拘束令状を請求するとともに、李石基議員が主導する地下組織の秘密会議の録音などを公開しました。
統合進歩党は親北韓路線で知られる左派政党で、国会に6議席を持っていて、国会が9月4日に李石基議員の逮捕同意案を可決したことから、李石基議員は即日身柄を拘束されました。
この事件に関連して、法務部は憲法裁判所に対して統合進歩党の解散審判を請求しました。
その後、9月26日、李石基議員は内乱陰謀罪などの罪で起訴され、一審判決は2014年2月ごろに出るものと見られています。

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