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特別番組

9. 原発関連で不正発覚 原発拡大政策は維持

2013-12-31

9. 原発関連で不正発覚 原発拡大政策は維持
韓国の原発6基に使われていた部品に、部品製造メーカーが試験成績書を偽造した部品が大量にあることが分かり、検察当局は大掛かりな捜査を進めて、100人以上を起訴しました。
原子力安全委員会が5月に発表した調査結果によりますと、部品製造メーカーが試験成績書を偽造した部品を納品し、合わせて6基の原子炉で使われ、中には重大なトラブルにもなりかねない重要な部品も含まれていたことがわかりました。
原発を運用する韓国水力原子力では、これらの原子炉の稼動を停止して、安全性の点検、部品の交換などを進めたほか、検察当局が大掛かりな捜査に乗り出し、100人以上が起訴されました。
韓国には、現在23基の原子炉があり、全体の電力発電量に占める原発の割合は4分の1を占め、問題の部品を使った原子炉6基のほか、定期点検などで4基の稼動も停止したことなどから、電力需要が高まる夏場に深刻な節電対策を強いられました。
一方、政府は、12月に入って原発増設方針を発表し、全体の電力に占める原発の割合を現在のおよそ26%から2035年までに29%に引き上げることを明らかにしました。
韓国には、現在建設中または建設が計画されている原子炉が11基ありますが、原発の割合を29%に引き上げるためには、さらに6基から8基増やす必要があります。
政府としては、温暖化ガスの削減やエネルギーの安定的確保などを総合的に考慮した結果だと説明していますが、原発に反対する人たちからの反発が予想されています。

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