6月2日に投票が行われた統一地方選挙は、与党ハンナラ党が大敗した。
主だった16の広域自治体の首長選で、ハンナラ党はソウル市や京畿道など6ヶ所で勝利するにとどまった。
前回の2006年の統一地方選挙で12ヶ所で勝利したことを考えると、事実上敗北だ。
一方の野党民主党は、伝統的な支持基盤である光州市や全羅南道、全羅北道だけでなく、首都圏の仁川市、ハンナラ党が優勢だった江原道や慶尚南道でも勝利した。
また、228の基礎自治体の首長選でも、民主党92ヶ所をはじめ野党が146ヶ所で勝利し、与党ハンナラ党は82ヶ所で勝利するにとどまった。
その結果、ほとんどの自治体で野党が多数議席を占めることになった。
哨戒艦沈没事件などをめぐる対応、保守層の油断、若者の結集などが、与党ハンナラ党の敗因とされている。
この統一地方選挙は任期5年の3年目に入った李明博政権にとって「中間評価」の意味があったが、与党が敗北し、国政運営にも影響を及ぼすことになるものと見られている。
おすすめのコンテンツ