韓国はことし、中国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナムとの自由貿易協定交渉を妥結させました。
中でも中国との自由貿易協定は大きく注目されています。
朴槿恵大統領と中国の習近平国家主席は11月10日に北京で首脳会談を行い、自由貿易協定交渉の妥結を宣言しました。
交渉開始から30ヶ月ぶりのことでした。
韓国はこれでアメリカ、ヨーロッパ連合に加えて中国まで、世界の3大市場とすべて自由貿易協定を締結することになりました。
12月にはベトナムとの自由貿易協定交渉が妥結しました。
朴槿恵大統領とベトナムのグエン・タン・ズン首相は12月に釜山で行われた首脳会談で交渉妥結を宣言しました。
韓国はベトナムを含むASEANとの間ですでに自由貿易協定を締結していますが、ベトナムとの間で二国間の自由貿易協定をさらに締結し、ベトナムとの貿易自由化率はさらに高まりました。
12月2日には国会でオーストラリア及びカナダとの自由貿易協定の批准同意案が可決され、オーストラリアとの自由貿易協定は12月12日に発効し、カナダとの自由貿易協定は新年1月1日に発効します。
11月15日にはニュージーランドとの交渉が妥結していて、これで韓国はOECDに加盟している先進国大部分と自由貿易協定を締結することになりました。
韓国が自由貿易協定を締結した相手にはヨーロッパ連合とASEANが含まれていて、国としては合わせて52ヶ国が韓国と自由貿易協定を締結したことになります。
これらの国と地域のGDP=国内総生産を合わせますと、世界全体のGDPの73.5%に上ります。
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