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特別番組

4. 北韓の軍事挑発と民間交流

2015-12-29

4. 北韓の軍事挑発と民間交流
北韓の軍事挑発で韓半島は一触即発の危機に陥りました。
8月4日、非武装地帯で北韓軍が埋設したとみられる地雷が爆発、韓国軍兵士2人が重傷を負いました。
韓国軍は報復措置として、軍事境界線付近で拡声器による心理戦を再開しました。
拡声器を通じて自由主義社会の情報を伝える心理戦は、体制の動揺につながるとして、北韓が恐れているものの一つです。
拡声器を通じた心理戦は2004年6月の南北間の合意で中止されていました。
心理戦を再開すると北韓は強く反発し、20日に西部戦線で韓国側に砲撃、韓国軍が対応射撃すると、北韓は準戦時状態を宣布しました。
一触即発の危機が高まりましたが、北韓側が急きょ高官級会談を提案、8月22日から板門店で高官級による会談が開かれ、4日間に渡る協議の末に、6項目の合意に至り、危機は解消されました。
南北は、心理戦を中止し、離散家族再会事業を実施することや当局者による会談を開くことなどで合意しました。
高官級会談の合意に基づいて、韓国軍は心理戦を中止し、10月20~26日まで北韓の金剛山で離散家族再会事業が実施されました。
一方では、民間レベルの交流も活発に進められました。
12月11日には南北当局者会談が開かれましたが、韓国側は離散家族問題を優先して解決していくことを求めたのに対して、北韓側は、まずは金剛山観光を再開することを強く求め、結局は隔たりを埋めることができず、これといった成果がないまま終わりました。

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