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特別番組

2. 憲政史上初めて大統領罷免

2017-12-31

憲政史上初めて大統領罷免





憲法裁判所は3月10日、朴槿恵前大統領について、国会による弾劾要求を支持し、罷免を言い渡しました。
朴槿恵氏は即時失職し、12日夜、大統領府を退去、ソウル市内の私邸に向かいました。
韓国憲政史上、弾劾・罷免による大統領の失職は初めてです。
国会は、朴前大統領が、国政への不当介入などの容疑がかけられている支援者の崔順実(チェ・スンシル)被告の一連の贈収賄事件へ関与したとして、弾劾訴追を要求、憲法裁判所は審理を重ね、朴前大統領が崔順実被告の利益のために大統領の地位と権限を乱用したと認定し、8人の裁判官全員一致で、罷免が妥当だとする判断を言い渡しました。
憲法裁判所の李貞美(イ・ジョンミ)所長代行は罷免の理由について、「大統領の行為は否定的な影響が重大だ。罷免することで得られる憲法守護の利益が圧倒的に大きい。大統領の違憲・違法行為は国民の信任に対する裏切りにあたる」と説明しました。
崔順実被告による国政介入疑惑が明るみになると、朴前大統領の支持率は歴代最低の4%まで急落していました。
罷免によって朴前大統領はは不訴追特権を失い、検察は朴前大統領を逮捕、4月17日に収賄や職権乱用などの罪で起訴しました。
被告となった朴槿恵氏は容疑を否認、10月にソウル中央地方裁判所が身柄拘束期間の延長を決定すると、これに反発して出廷を拒否、弁護人全員も辞任するなど、事実上公判をボイコットしました。
ソウル中央地方裁判所は、朴槿恵被告の国選弁護人5人を選定、欠席裁判を進めています。



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