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ⓒ Getty Images Bank

実は先日、主人が入院をしたのですが、病院に入院中、主人の母、シオモニは本当に献身的な看護をしてくださいました。毎日病院に行き枕元で病人を看病し、退院した後も田舎の実家で1ヵ月半ほど療養をしたのですが、その際にも1日に3食、朝から精のつくものをと手間のかかる牛肉とワカメのスープを毎日作ってくれるなど、献身的でした。そばで見ていて、申し訳ないと共に、私にはあそこまではできないとつくづく思ってしまいました。


どこの国でもお母さんというのは子供に無償の愛情を注ぐものです。しかし特に韓国では、そして特に息子には溢れるような愛情を注ぐのが韓国のオンマたちです。

それからだいぶ改善されたとはいえ、韓国の病院は日本と違い完全看護というよりは患者の家族、あるいは看護人という人に看護を任せている部分が多いですよね。たとえば病院食が口に合わないという患者に家族が家から食べる物を運んでくるというのはよく目にする行為です。

浅田さんのシオモニも毎日、手作りの食事を運び、ご主人も病院食のほかにお母さんの手作りの好物をほおばっていたそうです。そしてそんな時のご主人は普段のクールな姿とは別人のように、「オンマ」とお母さんに甘えていたということでした。

たぶん日本だったらもう結婚して独立した息子ですから、看病もお母さん中心ではなくお嫁さんがすることになるのだと思います。親の方も子供に対する遠慮がありますよね。日本の病院は面会時間も厳守ですし。

このように病院のシステム自体が日本と違い、患者の家族に頼っている部分が多いのでそういう意味でもシオモニの大活躍が目に付いたのだと思います。

そして韓国語に내리 사랑という言葉があります。

これは上から下への愛ということで、親が子供を思う気持ちは格別だが、反対に子供の親を思う気持ちは親のそれには適わないという意味です。まさにマロンさんがご主人を看病するシオモニを見てかなわないと思ったというのは、この言葉のとおり親の愛にはかなわないということだと思います。仕方がありません。かなわないものだと割り切りましょう。

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