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韓米FTAの見直し案の主な内容や韓国経済への影響

#今週の経済の焦点 l 2018-09-10

週間経済フォーカス

ⓒ YONHAP News

韓米FTA =自由貿易協定の見直し案が3日、公開されました。

見直し案では、アメリカが韓国製の貨物車を輸入する際に課す関税の撤廃時期を延ばしたほか、韓国が輸入するアメリカ製の自動車に対して、アメリカ国内の安全基準を満たせば、韓国国内の基準も満たしたものと見なす台数を、いまの年間2万5000台から5万台に増やす内容となっています。

韓国側の要求事項としては、韓国に不利な条項とされてきた国家と投資家の間の紛争解決、ISDSの二重訴訟防止条項を、協定文に盛り込みました。

署名後、来年の発効を目指して、国会での批准同意の手続きを進めます。

国家と投資家の間の紛争解決をめぐる条項の見直しは、韓国にとっては成果と評価されています。

一方、自動車の分野では、一部、痛手を受けると予想されています。安全基準の緩和により、アメリカ製自動車の韓国への輸出が容易になるとみられるからです。一方で、韓国の自動車業界が最も心配していた原産地規則は、見直し前の協定と変わらず、実質的な損失の発生を最小限に抑えることができたという見方が出ています。

ただ、アメリカ政府は、輸入自動車に最高で25%の関税を課す通商拡大法232条の適用を検討しており、依然として不安はくすぶっています。韓国政府は、25%の関税賦課の対象から除外されるために、外交努力を傾けています。

見直された韓米FTAをもとに、アメリカとの貿易をめぐる環境を改善し、韓米の利益のバランスを取っていくことが課題となっています。

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