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第476話 日本風のカフェが人気

#アジュンマの井戸端会議 l 2018-09-27

玄海灘に立つ虹

日本風の飲食店(和食専門店)や居酒屋は韓国ではめずらしくありません。日本語で書かれた看板を掲げているところも多いです。最近では日本風のカフェも人気で、ソウルのあちこちで見かけるようになりました。


日本風のカフェというのは、インテリアやテーブル、椅子などが木でできているのが大きな特徴です。また、お団子など日本の和菓子を木器で出しているところもあります。コーヒーも、日本で多くみられる抽出方法のハンドドリップが主なメニューです。


ⓒ instagram.com/gbdcoffee

日本風カフェの代表は、日本の古い家具が所々に置かれ、木の床が敷かれた、ヴィンテージな雰囲気のお店です。たとえば、ソウル松坡(ソンパ)区にある「珈琲島(カベド)」は「少し前の日本映画に出てくるような雰囲気」です。インテリアは濃い色の木材で統一されており、テーブルや照明、カップなど家具や雑貨はほとんど日本のものだということです。


ⓒ Anthracite Coffee

またソウル西橋洞(ソギョドン)の「Anthracite(アントラサイト)」は3階建ての住宅を改造してつくられたカフェで、日本人のデザイナー、真喜志奈美(まきし・なみ)さんがデザインを手がけています。こちらもトイレのドアやパーテーションなどすべて木で、日本の木造住宅のような雰囲気です。


ⓒ instagram.com/eert_eeffoc

ソウル聖水洞(ソンスドン)にある「eert」(イーイーアールティー)は枯山水、砂庭式枯山水があることで有名です。「ソウルのリトル京都」というのがうたい文句で、枯山水の両方に畳が敷かれた席があるのですが、そこが一番人気の席だといいます。ここでは、3段重ねの木製の箱に和風ステーキ、玉子焼き、そば巻き、デザート類などが入っているeert BOXが人気メニューです。


同じく聖水洞のカフェ「MATCHACHA」(マッチャチャ)では抹茶が飲めます。抹茶を目の前で点ててくれる、抹茶セレモニー(matcha ceremony)というメニューがあるのが目を引きます。梅茶とお茶菓子が出され、そのあと抹茶や抹茶のブレンドティーなどを選択して飲めるようになっています。


日本風のカフェが人気なのは、旅行で日本に行く韓国人観光客が急増していることと関係があるのではないかとみられています。日本政府観光局(JNTO)によると、去年の日本を訪れた韓国人観光客は714万人で、2013年(246万人)に比べると約3倍に増えているということです。


こうした日本風のカフェは主に若い世代のSNSで人気に火が付きました。そこに多く書かれているのが「まるで日本にいるみたい」というものだそうです。韓国にはないめずらしいインテリアや飲み物なども関心を集める理由の一つですが、日本に旅行したときのことを思い出し、思い出を共有する時間が持てるのが、日本風カフェの人気の秘訣ではないかと分析されています。 

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