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米朝首脳、会談には前向きだが…

2019-01-06

ニュース

ⓒYONHAP News

アメリカのトランプ大統領は北韓の金正恩委員長との2回目の首脳会談に意欲を示しました。

トランプ大統領は1日、金正恩委員長が新年の辞で、「今後、核兵器の製造、使用、拡散をしない」と宣言し、「いつでもトランプ大統領と会う用意がある」と述べたことについて、「金委員長と会うのを楽しみにしている」とツイートしました。

金正恩委員長は新年の辞で、いつでもトランプ大統領と会う用意があるとしたうえで、国際社会から歓迎される結果を出すために努力すると述べました。

トランプ大統領はまた、2日には、金正恩委員長から書簡を受け取ったことを明らかにし、2回目の首脳会談に強い意欲を示しました。

トランプ大統領は、「金委員長から素晴らしい書簡を受け取った。北韓との関係は進展している」としたうえで、「遠くない将来に2回目の首脳会談を設定できるだろう。金委員長と会えることを楽しみにしている」と意欲を示しました。

トランプ大統領は去年11月に米朝高官級会談が取り止めになったあとも、2回目の首脳会談について言及してきました。

12月1日には首脳会談の開催場所として3か所が候補に挙がっていると述べ、12月24日には2回目の首脳会談に向けて調整が進んでいると明らかにしました。

そして、1月2日には金正恩委員長から書簡を受け取ったことを明らかにし、改めて2回目の首脳会談に強い意欲を示しました。

トランプ大統領と金正恩委員長が書簡を交換したのは、メディアで確認されただけで6回に及びます。

米朝両首脳ともに会談に前向きなことから、ことし前半にも2回目の首脳会談が実現する可能性が高いとみられます。

ただ、2回目の首脳会談の時期はまだ決まっていません。

米朝両首脳ともに会談に前向きですが、まだ調整しなければならないことが多くあります。

トランプ大統領は、「私は急いでいないし、急ぐ必要もない」として、具体的な会談の時期は明らかにしませんでした。

一方の金正恩委員長は、アメリカが経済制裁を緩和しなければ「新たな道」を模索することになるとしてトランプ政権をけん制しました。

金正恩委員長は、非核化交渉を前進させるための新たな取り組みについては言及しませんでした。

2回目の首脳会談が開催されれば、1回目の首脳会談と違って具体的な成果を出す必要があります。

完全な非核化という原則を再確認するだけで終われば意味がありません。

アメリカと北韓は非核化に向けた具体的な措置については今のところ合意に至っていません。交渉は停滞しています。

2回目の首脳会談が開かれるには、まずは高官級会談で非核化に向けた具体的な措置について一定の合意に至ることが先決です。

2回目の首脳会談に向けて高官級会談がいつ、どのような形で開かれるのかが、これから注目されることになります。

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