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金正恩委員長、4回目の訪中

2019-01-13

ニュース

ⓒYONHAP News

金正恩国務委員長が特別列車で7日平壌(ピョンヤン)を出発し、10日までの日程で中国を訪問しました。

金正恩委員長は昨年3回にわたって中国を訪問していて、今回の訪問は4回目です。

金正恩委員長は8日午後、習近平国家主席と会談しました。

中国国営新華社通信によりますと、習近平国家主席は会談で、韓半島問題の政治的解決は歴史的な好機を迎えていると指摘し、米朝が互いに歩み寄ることを望んでいるとして、金正恩委員長とトランプ大統領による2回目の首脳会談への支持を表明しました。

また、中国は北韓および関係国とともに韓半島の非核化と恒久的な安定のために積極的かつ建設的な役割を果たしていくと語りました。

さらに、北韓との間で高いレベルの交流を維持し、戦略的な疎通を強化、協力を拡大することで、安定的な関係発展を進めるとして、北韓との友好関係を強調したということです。

一方、金正恩委員長は、「非核化の立場を引き続き堅持し、対話を通じて問題を解決する」として非核化の意思を再確認し、「2回目の米朝首脳会談で国際社会が歓迎する成果を得られるよう努力する」と強調しました。

また、「関係各国が北韓の合理的な懸念を重視し、積極的に対応するよう希望する」と語りました。

こうした発言は、非核化の段階ごとにアメリカが制裁緩和などに応じることを間接的に求めたものと受け止められています。

北韓は非核化の段階ごとにアメリカが制裁緩和などに応じることを求めていますが、アメリカは制裁緩和に応じていません。

金正恩委員長としては、膠着状態に陥っているアメリカとの非核化交渉の打開に向けて、中国という後ろ盾が欠かせません。

習近平国家主席としても、北東アジアで一定の影響力を行使し、自国の利益を確保するためにも、北韓との関係を維持する必要があります。

習近平国家主席が、関係国とともに韓半島の非核化のために積極的な役割を果たしていくとしたのは、こうした意図を反映した発言と受け止められています。

こうしたことから、今回の中朝首脳会談については、2回目の米朝首脳会談を控えて、双方の戦略的な利害を調整する目的があったとされています。

一方、金正恩委員長は、2回目の米朝首脳会談で国際社会から歓迎される成果を得るために努力すると語りましたが、こうした発言は2回目の米朝首脳会談が近づいていることを示すものだとする指摘があります。

消息筋の間では、北韓の非核化の措置やアメリカの相応の措置について、米朝間で一定部分の合意に至ったのはないかとする見方もあります。

米朝間ですでに一定の折衝が進められ、その結果をもとに中国との間で最終的に戦略的な調整を進めるために金正恩委員長が中国を訪問した可能性もあります。

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