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クォン・ヨソンの短編小説「空のコップを出すこと」

#ラジオ図書館 l 2019-01-29

ラジオ図書館


夕方近く、彼女が川沿いにあるHワンルームに着いた時は

日が暮れ始めていた。

彼女は建物に入る代わりに川の方に歩いていった。

得体の知れない恐怖こそ

本当の恐怖だと思った。

彼女とヨン先輩がいっしょにシナリオ作業をした

最初の映画にたとえて言うなら、

それは空っぽのコップに対する恐れのようなものなのかも知れない。


저녁 무렵 그녀가 강변에 있는 H오피스텔 앞에 도착했을 때는

해가 지고 있었다.

그녀는 건물로 들어가는 대신 강변 쪽으로 나아갔다.

무엇인지 알 수 없는 두려움이야말로 

진정한 두려움이라는 생각이 들었다.

그녀와 연선배가 함께 시나리오 작업을 했던 

첫 영화에 빗대 표현하자면,

그것은 빈 찻잔에 대한 두려움 같은 것일지도 몰랐다“‘



#インタビュー:文芸評論家 チョン・ソヨンさん

誰かに空っぽのコップを差し出された時、私はその人とある種の関係を持つことになります。そのコップには、相手か私、どちらかがそれを満たさなければならないという結果が設定されています。作者はそんな状況を空のコップと表しています。



シナリオの完成が近づいていた頃、

彼女はヨン先輩に向かってついに川のような平安を得たと

冗談のように話した。

ヨン先輩は彼女の前に空のコップを置きながら言った。


「何もかも終わったね。忘れてしまおう。」

彼女は頷き、ヨン先輩が満たしてくれたグラスを一気に飲み干した。


その時、ヨン先輩は、彼女が川を見つめるように

彼女の興奮と怒りと絶望を見守りながら、

自分の深い欲望につるべを投げ入れたことだろう。


空のコップを置く行為はすでにある種の影響を及ぼし、

意図していた結果を生み出していたのだ。


余白が輪郭を作り、反射されたものが反射したものをさらけ出すように、

ヨン先輩は彼女の内部に空のコップを置くことで

彼女がシナリオを書く間、ばさばさした苦痛の肉汁から

最もつらい汁を絞り出すよう仕向けた。


시나리오가 완성되어갈 즈음

그녀는 마침내 강 같은 평화를 얻었노라고 연선배에게 농담처럼 말했다.

연선배는 그녀 앞에 빈잔을 놓으며 말했다.


“끝났어. 다 잊자” 

그녀는 고개를 끄덕였고 연선배가 채워준 잔을 단숨에 비웠다.


그 때 연선배는 그녀가 강을 바라보듯 

그렇게 그녀의 흥분과 분노와 절망을 지켜보면서

그녀의 욕망 깊숙한 곳에 두레박을 드리웠을 것이다.


빈잔을 내려놓는 행위는 이미 어떤 영향을 미쳐 

의도한 결과를 만들어낸다.


여백이 윤곽을 만들고, 반사된 것이 반사한 것을 드러내듯,

연선배는 그녀 내부에 가볍게 빈 잔 하나를 내려놓음으로써

그녀가 시나리오를 쓰는 내내 퍽퍽한 고통의 육즙에서

가장 쓰라린 즙을 쥐어짜내도록 만들었다.




作家:クォン・ヨソン(1965.~  、慶尚北道安東生まれ)

1996年 長編小説「蒼い隙間」を通じて文壇にデビュー

2018年 第19回文学賞を受賞「李孝石文学賞」大賞を受賞など

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