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韓国の「キオスク」

#マル秘社会面 l 2019-03-06

玄海灘に立つ虹

© JoongAng Ilbo

「キオスク」といえば私は日本のJRの駅にある売店のことだと思っていました。しかし「キオスク」という言葉を韓国では他の意味で使用しています。

キオスクとは本来、公共場所に設置されたタッチスクリーン式の情報伝達端末を意味していましたが、最近では無人注文計算機などの意味に拡大して使われています

韓国では数年前からマクドナルドやバーガーキングなどのファーストフード店で対面式で注文するのではなく、店内にあるタッチパネル式の自動注文装置で注文する店が増えています。この機械のことをキオスクといいます。そして最近はこの機械があらゆるサービス業にどんどん拡大しています。

大型マートやフランチャイズ飲食店などを中心に導入された「キオスク」が小規模のキムパプ屋、製菓店、スタディ・ルーム、ヘアショップなど様々な業種の店舗に拡散しています。

その背景としてはまず消費者側としては人に接するより機械の使用に慣れた若者層の 「対面ストレス」を減らし、 店の側では人件費負担はもちろん、職員採用・管理ストレスまで減らしてくれるためです。

大学生は

「キオスクはカード決済だけして待っていれば5~10分後には食べ物が出てくるから手軽です。割引クーポンを使う時も店員と直接話さずに自分で入力して使える場合があるから面倒くさくもありません」

と話し、キオスク製菓店を10店舗も運営しているという男性は

「人を雇用するためには募集をかけて面接し、継続的に管理しなければなりませんがキオスクは一度入れればそれ以上気を使わなくてもいい。職員採用の場合は人件費以外にも食費、交通費、暖房費、冷房費などを心配しなければなりませんが、もうそんな心配をする必要がなくなりました。また、24時間運営したら売り上げ全体も大きく増えました」

と語っています。もちろん機械の扱いに慣れない高齢者からは不満の声もでています。

「若い人達は機械を使うのに慣れていて一度見ればすぐ使えるでしょうが、私達のような高齢者は説明を聞いても使い方がよく分からないことが多い。大人数の場合、1人ずつ順番に注文をしようとしたら不便で、人が注文を取る方が早いと思います」

10年以上、この機械を製造販売している会社の代表は

「最近では初期投資資本が少ない1人創業者が職員を雇用することに負担を感じ、初めから無人注文機を導入して商売を始める場合が大多数です。酒類販売など後払い制が普遍的な業種では客が何か1つ注文するたびに機械を利用しなければならない煩わしさのため導入は難しいものの、それ以外の先払いが可能な業種では無人注文機の使用が一般的になりつつあります」

と話しています。そして経済の専門家はキオスク人気は「1人創業の増加および最低賃金引き上げ、社会的断絶」の三つの要素が合わさった結果だと分析しています。以前は日本に観光に行った韓国人が町中にいろいろな種類の自動販売機がおいてあるのを見て驚いて帰ってきたものでした。それが今や韓国でキオスク、自動無人注文機が増えています。リスナーの皆さんは韓国旅行の際にキオスク使ったことありますか?

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