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補欠選挙、保守系と革新系が引き分け

2019-04-06

ニュース

ⓒYONHAP News

国会議員2議席をめぐる補欠選挙が3日、南東部の慶尚南道の2つの選挙区で行われました。

即日開票の結果、それぞれ保守系最大野党「自由韓国党」の候補と革新系野党「正義党」の候補が勝利し、いずれも野党の候補が当選しました。

統営・高城では保守系最大野党「自由韓国党」の候補が59.47%の得票率となり、35.99%にとどまった与党「ともに民主党」の候補を大きく引き離して当選しました。

また、昌原・城山では革新系野党「正義党」の候補が45.75%を得票、保守系最大野党「自由韓国党」の候補との接戦を制して辛くも逃げ切りました。

与党「ともに民主党」は昌原・城山では「正義党」に譲って候補を一本化しました。

もともと革新系野党「正義党」の支持基盤ですが、各種の世論調査で保守系最大野党「自由韓国党」の候補が支持率を伸ばしたことから、与党「ともに民主党」が「正義党」に譲って候補を一本化したものです。

候補を一本化したにもかかわらず、得票率の差は1%未満、504票差でした。

もともと統営・高城は保守系最大野党「自由韓国党」の、昌原・城山は革新系野党の「正義党」の支持基盤でしたので、与党「ともに民主党」としては候補を一本化した選挙区で革新系野党「正義党」の候補が当選したことで完敗は免れた結果となりました。

保守系と革新系がそれぞれ1カ所で当選者を出したことで、少なくとも表面的には引き分けという形になっています。

ただ、保守系最大野党「自由韓国党」は統営・高城で与党「ともに民主党」の候補を大きく引き離して勝利し、昌原・城山では革新系野党の「正義党」候補に敗れたもののその得票差わずか500票余りまで接戦に追い込んだことで、今回の補欠選挙を契機に支持率回復に向けた基盤ができたとされています。

一方の与党「ともに民主党」は候補を一本化した選挙区で革新系野党「正義党」の候補が当選しましたが、その差はわずかだったことから、今回の補欠選挙は内容の面で与党「ともに民主党」の判定負けと評されています。

この日は三つの選挙区で基礎自治体の議会議員補欠選挙が同時行われましたが、与党「ともに民主党」は当選者を出すことができませんでした。

今回の補欠選挙は来年の総選挙の前哨戦といわれていただけに、与党「ともに民主党」としては決して喜べない結果となりました。

メディアは事実上与党の敗北と変わらないと指摘しています。

国会の議席数は、与党「ともに民主党」と野党「自由韓国党」、「正しい未来党」は補欠選挙以前と変わっていません。

一方で革新系野党の「正義党」は1議席を伸ばし、「民主平和党」と連携すれば院内交渉団体として登録することが可能になりました。

文在寅政権は、経済政策に対する国民の不満が高まっているほか、南北の関係改善も足踏み状態となっていて、支持率は43%と就任以来最も低くなっています。

来年4月の総選挙に向けて、いかに支持率を回復し、与党の立て直しを図っていくのかが課題となっています。

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