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書籍もファッションも主人公はシニア世代

#マル秘社会面 l 2019-04-03

玄海灘に立つ虹

© TSP MODEL

超高齢者社会が目前に来ているといわれている韓国で、最近、シニア世代を前面に打ち出した文化が登場しています。

まずファッション界では60-70代の銀髪のモデルが人気を得ています。ソウルの東大門デザインプラザで開かれた2019秋冬ソウルファッションウイークでファッションブランド「マックシージェ」の舞台に登場したのは銀髪・長髪の男性モデルキム・チョルトゥさん65歳でした。

客席からは一斉にたくさんのフラッシュがたかれ、彼の人気の高さがうかがえました。顔にはシワがより、染色していない銀髪には年相応な風格が漂いますが、その足取りは軽やかです。

もともと飲食店を運営していたキムさんは若い頃からファッションに関心を持っていましたが、去年の2月、娘さんに勧められてあるモデル学院に登録して男性モデルとしての第2の人生を歩み始めました。この挑戦をはじめて1年でインスタグラムのファロワー数が2万9000人にまで増え、人気モデルとなりました。最近では海外のブランドからもラブコールが来ているそうです。

同じくシニアモデルのチェ・スンファさん76歳は

「若い頃は看護師として働いており、結婚してからは家庭に入り、いつの間にか年をとっていました。死ぬ前に一番何がしたいかを考え、モデルに挑戦しました」

と語っています。モデル学院の代表は

2017年から満50歳以上のシニアを対象としたクラスを1月、5月、9月に募集しています。1クラス、1520人、先着順の募集ですが、この1年の間に受講者が2,3倍増えました」

と話しています。

このようなシニアパワーは書店外にも登場しています。日本のインスタグラム80万フォロワーを誇る60代のご夫婦「bonさんとponさん」は韓国でも大人気です。その本「 Bonと pon ふたりの暮らし 」は韓国語に翻訳されて韓国の書店で人気を呼んでいます。

また孫たちに送る手紙から始まり今や世界と疎通する韓国の70代のご夫婦の本も人気を得ています。この本は夫のイ・チャンジェさんが絵を描き、夫人のアン・キョンジャさんが文章を書いてSNSに載せたものです。

このような素敵な老後を暮らす人々の話は読者層を広げる役割も果たしています。国内の出版市場の主要消費者は20-30代ですが、これらの本に関心を見せる年齢層は40-50代です。インターパークの年齢層別販売量を見てみると,これらの本は主に40代以上が購入しているということです。私も早速買いに行こうと思います。

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