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グローバルに展開する水産企業「東遠グループ」

#韓国技あり企業 l 2019-05-20

© Dongwon Group

きょうご紹介した企業は、ソウル市瑞草(ソチョ)区にある水産企業「東遠(トンウォン)グループ」です。

「東遠グループ」は先月、創立50周年記念式典を行いました。式典で、グループ創業者であるキム・ジェチョル会長は、会長職を辞任すると電撃発表しました。

キム・ジェチョル会長は、30代半ばだった1969年に「東遠(トンウォン)産業」を設立しました。従業員3人、遠洋漁船1隻でスタートしましたが、今では、食品、パッケージング、物流などのビジネスを営むグローバル企業に成長しています。

「東遠産業」は、世界の海を航海し、金会長が開発した漁獲技術をもとに設立初年度に輸出120万ドルを達成しました。ところが、創業5年目にして危機に見舞われました。1973年、第一次オイルショックにより、原油価格が急騰したのです。そして、1979年には第二次オイルショックに見舞われました。原油価格の上昇は大きな痛手でしたが、「東遠産業」は攻撃的な投資に乗り出しました。巨額を出して、ヘリコプターを搭載した大型の巻き網船を買ったのです。

巻き網漁は、魚の群れを探し、網で囲い込んで獲る漁法で、短時間でたくさんの魚を獲ることができます。大胆な投資を決断して乗り出した巻き網漁は、マグロの缶詰という、新しい水産加工ビジネスに参入する土台となりました。「東遠産業」は、1982年に「東遠マグロ」を発売し、62億缶以上を売る成果を上げました。

その後も事業の多角化に積極的に取り組んできた結果、資本金1000万ウォンでスタートした「東遠グループ」は、今や水産・食品・パッケージング・物流の4つの部門でビジネスを展開し、年間7兆ウォン以上の売り上げを達成しています。

絶えず、新しいことに挑戦してきたこの会社は、今も、未来に向けて、力強い航海を続けています。


© Dongwon Group

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