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カンヌ国際映画祭、「パラサイト」が最高賞

2019-06-01

ニュース

ⓒYONHAP News

第72回カンヌ国際映画祭が25日閉幕し、長編コンペティション部門の最高賞「パルムドール」にはポン・ジュノ監督の「パラサイト」が選ばれました。

カンヌ国際映画祭は、毎年5月にフランス南部コート・ダジュール沿いの都市カンヌで開かれる世界で最も有名な国際映画祭の一つで、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭とともに、世界三大映画祭の一つといわれます。

1946年にフランス政府が開催して以来、今年で72回目を迎えました。

審査は、コンペティション部門、ある視点部門、短編部門などに分かれて行われ、「パルムドール」は長編コンペティション部門の最高賞です。

パルムドールはノミネートされた20本前後の映画作品の中から選ばれます。

韓国映画でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞したのは初めてです。

世界三大映画祭で韓国映画が最高賞を受賞したのは、2012年に第69回ベネチア国際映画祭でキム・ギドク監督の「ピエタ」が金獅子賞を受賞して以来です。

今年の審査員長を務めたメキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、ポン・ジュノ監督の「パラサイト」がパルムドールに選ばれたことについて、全会一致での決定だったと説明しました。

「パラサイト」は寄生虫という意味で、 主演のソン・ガンホが主人公のキテクを演じました。

「パラサイト」は、韓国の底辺層の一家を描いたブラックコメディ-で、韓国の格差問題と人間の尊厳をテーマにした映画です。

失業中のキテクは家族と細々と暮らしていましたが、ある日、キテクの息子が裕福な家の家庭教師として働くことになり、そこから予期せぬ事件に巻き込まれ始めるというストーリーで、貧富の格差という主題を奇想天外なエンターテインメントに仕上げた作品と評されています。

「パラサイト」がパルムドールに選ばれたのは、世界的に問題になっている格差の問題を韓国の情緒で綴り、世界の人々の共感を得た結果だとされています。

ポン・ジュノ監督は芸術性と大衆性を同時に満足させる監督と称されています。

ポン・ジュノ監督の映画としては、2003年の「殺人の追憶」、2005年の「グエムル・漢江の怪物」、2013年の「スノーピアサー」などがあり、いずれも芸術性と商業性で成功したと評価されました。

パルムドール受賞は今回が初めてですが、カンヌ国際映画祭では、2002年にイム・グォンテク監督の「酔画仙」(すいがせん)が監督賞を受賞、2004年にはパク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ」が審査員賞を、2007年にはイ・チャンドン監督の「シークレット・サンシャイン」でチョン・ドヨンが主演女優賞を受賞しました。

また、2009年にはパク・チャヌク監督の「渇き」が審査員賞を、2010年にはイ・チャンドン監督の「ポエトリーアグネスの詩」が脚本賞を受賞しています。

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