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シルクアミノ酸で石鹸などをつくる「チョンジャム・バイオ」

#韓国技あり企業 l 2019-09-09

週間経済フォーカス

© ChunZam Bio

きょうご紹介した企業は、ソウル市城東(ソンドン)区にある中小企業で、蚕のまゆを構成するタンパク質に含まれるシルクアミノ酸で石鹸などをつくる「チョンジャム・バイオ」です。

絹の成分は人の肌と同じアミノ酸が集まったタンパク質でできています。その18種類のアミノ酸の比率もほぼ同じです。シルクアミノ酸は、人の皮膚組成に近く、皮膚や髪に最も適した素材と言われており、手術用の縫合糸や人工皮膚などにも使われています。

「チョンジャム・バイオ」は、韓国で最初、世界で二番目に、天然の繭、ヤママユを構成する18種類のアミノ酸を分離・抽出する技術を開発しました。そして、ヤママユから抽出したシルクアミノ酸を主な原料とする石鹸や化粧品、歯磨き粉など、様々な製品を開発し、市場に出しています。

なかでも、天然のシルク石鹸を開発したのは大きな成果でした。シルクタンパク質を加水分解したあと、特許技術を用いて酵母、微生物、有機酸、アミノ酸、ミネラルなど多様な成分を配合し、天然シルク石鹸をつくりました。そうしてできた石鹸は、高い洗浄力を発揮し、なおかつ、肌にうるおいを与え、ツヤツヤにしてくれます。さらに、美白効果も期待できます。

ソウル産業振興院による「ソウルアワード」の優秀商品にも選ばれた「チョンジャム・バイオ」の製品は、海外での市場開拓にも力を入れていて、現在、アメリカやフランスに輸出しています。

石鹸、化粧品、食品、医薬品などの原料として注目される蚕は、第2のシルクロードと呼べる産業の道を切り開いています。「チョンジャム・バイオ」は、養蚕産業の無限の可能性を信じ、きょうも研究開発に励んでいます。


© ChunZam Bio

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