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韓国の現代自動車とアメリカの「アプティブ」が提携

#今週の経済の焦点 l 2019-09-30

週間経済フォーカス

© HYUNDAI MOTOR GROUP

韓国の現代自動車は23日、アメリカ自動車部品大手のアプティブと自動運転技術の開発で提携すると発表しました。両社がそれぞれ20億ドル、およそ2150億円を出資して合弁会社を設立し、2022年までに自動運転技術を確立するとしています。現代自動車はこれまで自動運転関連のスタートアップ企業を買収するなど小規模の投資をしてきましたが、2000億円規模の出資は初めてです。

世界では、自動運転車の開発競争が激しくなっていて、業種の垣根を超えた企業の提携が活発になっています。自動運転車の開発で先行するのはアメリカですが、ヨーロッパや日本の追い上げも激しくなっています。こうしたなか、現代自動車の完成車量産システムとアプティブの自動運転技術を組み合わせれば、大きなシナジー効果が発揮され、両社の市場での存在感を一気に高めることができると期待されています。

2013年に世界初の量産燃料電池車を発売した現代自動車は、去年3月、世界最長の走行可能距離を誇る「NEXO(ネキソ)」を発売するなど、燃料電池車の市場をリードしています。電気自動車の研究開発にも力を入れており、2014年は世界で15位だった生産台数が、今では5位にまで上り詰めました。電気自動車と燃料電池車、両方の開発に取り組む戦略で未来に備えてきた現代自動車は、今回のアプティブとの提携で、自動運転車へと開発の領域を広げました。

新しい未来に向かって進化を続けるクルマの世界。現代自動車の大胆な投資が、どのような成果を生み出すのか、注目されます。

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