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北SLBM、安保理で非公開会合

2019-10-12

ニュース

ⓒKBS News

国連安全保障理事会は8日、非公開会合を開き、北韓の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射について協議しました。

今回の会合はアフリカ関連の会合でしたが、イギリス、フランス、ドイツの3カ国の要請で「その他の案件」として北韓の潜水艦発射弾道ミサイル発射についても協議しました。

北韓との非核化協議の前進を目指しているアメリカが加わらなかったことから安保理としての声明をまとめるには至りませんでしたが、会合後、イギリス、フランス、ドイツにベルギー、ポーランド、エストニアが加わったヨーロッパ6カ国が「明白な安保理決議違反で、挑発的行為を改めて非難する」との声明を発表しました。

声明は、北韓によるミサイル発射について「安保理決議への明白な違反」と指摘し、「挑発的行為への非難を改めて表明する」としました。

また、「対北韓制裁は完全かつ厳密に履行されなければならない」とも指摘し、北韓に対して「アメリカとの有意義な交渉に誠実に取り組み、具体的な措置を講じるよう求める」という内容も盛り込まれました。

イギリス、フランス、ドイツの3カ国は8月にも北韓のミサイル発射に関連して緊急会合を主導し、北韓の挑発的行為を非難する声明を発表しています。

北韓は今月2日、ことしに入ってから11回目のミサイル発射を強行しました。

飛翔体の最大高度は910キロ以上、飛行距離は450キロに達し、北韓は潜水艦発射弾道ミサイル「北極星3型」の試験発射に成功したと発表しています。

ストックホルムでの米朝実務協議決裂後に発表された今回の6か国声明は、北韓を非難しているものの、非難の度合いを調節し、対話を通じた問題解決に重点が置かれたとされています。

安保理での協議は通常、アメリカ、中国、ロシアが実質的に主導しています。

今回の声明にはこれら3カ国は加わらず、ヨーロッパ6カ国によって発表されました。

安保理としての議長声明や報道発表文に比べると重みは下がります。

中国やロシアはともかく、アメリカが声明に加わらかなかったことが注目されています。

アメリカが声明に加わらなかったのは、北韓との対話を継続するという立場を反映したものと受け止められています。

アメリカや中国、ロシアが会合でどういった立場を示したのかは明らかにされていませんが、関係筋によりますと、アメリカは会合で米朝協議を継続するとの意思を示し、6か国の声明にも北韓に対してアメリカとの対話を誠実に進めるよう促す内容が盛り込まれたということです。

スウェーデンのストックホルムで5日、米朝実務協議が開かれましたが、北韓は「決裂した」と主張する一方、アメリカは「良い議論だった」との見解を示し、ミサイル発射についても北韓を刺激しないよう慎重な姿勢を保っています。

声明を発表したドイツの国連大使は、会合ではすべての国が北韓の挑発行為に批判的だったと指摘しました。

一方、北韓は10日、国連安保理の6か国が、北韓によるSLBM発射を非難する声明を発表したことについて、「公正と公平を標榜する国連安保理が、米国が最近行った大陸間弾道ミサイル『ミニットマン3』の試験発射については全く触れず、我々の自衛権に当たる正当な措置にだけ言いがかりをつけている」として反発しました。

その上で「我々の我慢もほどがあり、我々がこれまで自制してきた全てのことが今後も続くとは限らない」と述べ、現在、中断している核実験などを今後、再開する可能性もあることを示唆しています。

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