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文在寅大統領、南北関係改善へ意欲

2020-01-11

ニュース

ⓒKBS News

文在寅大統領は7日、今年の施政方針を示す新年の演説を行い、北韓との協力促進を改めて訴えました。

文在寅大統領は、平和統一に向けた南北の共同行事や金正恩国務委員長のソウル訪問を実現させるための条件が一日も早く整うよう、南北がともに努力していくことを希望すると述べました。

そのうえで、米朝交渉が停滞している中で南北関係も後退しているとして、米朝交渉を進展させるために努力するとともに、一方では南北の協力を促進するための現実的な方法を模索していく必要があると指摘しました。

文在寅大統領は南北の協力促進について、具体的には軍事境界線地域での協力、スポーツの交流などを提案しました。

軍事境界線地域での協力は、軍事境界線地域の火事や洪水、土砂崩れ、病虫害などの問題に南北が協力して対処するというもので、昨年ノルウェーを訪問した際、オスロ大学で行った演説でも同様の協力を呼びかけました。

スポーツの交流については、東京オリンピックに南北合同チームで参加すること、今年韓国で開催される東アジア重量挙げ選手権大会や世界卓球選手権大会に北韓が選手団を派遣することを要請したほか、2032年の夏のオリンピックを南北が共同招致することについても協力を呼びかけました。

文在寅大統領は、金正恩国務委員長のソウル訪問を実現させるための協力も促しました。

文在寅大統領は一昨年9月に平壌で金正恩委員長と首脳会談を行い、平壌共同宣言を採択しました。

文在寅大統領と金正恩委員長が署名した平壌共同宣言には、金正恩委員長が近い時期にソウルを訪問するとの内容が盛り込まれています。

韓国政府は金正恩委員長のソウル訪問に向けて努力しましたが、米朝交渉が停滞していることもあって実現していません。

文在寅大統領が南北間の協力の必要性を強調したのは、南北間の協力を促進することで停滞している米朝非核化交渉を後押しするという考えが背景にあります。

このように文在寅大統領は韓半島の平和定着に向けて北韓に対して多角的な協力を呼びかけていますが、北韓は応じていません。

昨年2月にベトナムのハノイで開かれた米朝首脳会談が決裂したあと、北韓は弾道ミサイル発射を繰り返し、韓国との対話も拒んでいます。

北韓の対外宣伝サイトは6日、文在寅大統領の韓半島平和構想について、「韓国当局者が自画自賛しながら厚かましくもてあそんでいる」と批判しました。

米朝交渉が停滞する中、北韓が文在寅大統領の呼びかけに応じるという保証はありません。

一方、文在寅大統領は演説で日本との関係についても言及し、「日本は最も近い隣人」だとしたうえで、「両国間の協力関係をさらに未来志向的に進化させていく」と述べ、関係改善に意欲を示しました。

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