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新型コロナウイルス―農業への影響

#マル秘社会面 l 2020-03-11

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

社会面はここのところ毎回、新型コロナウイルスと関連した話題をお届けしていますが、今日は農業との関係です。先日、インターネットで日本のこんなニュースを見ました。


「全国農業協同組合中央会(JA全中)は6日、新型コロナウイルスの感染拡大で、北海道や茨城県など少なくとも9道県で計約360人の外国人技能実習生が予定通りに来日できず、農家への受け入れの見通しが立っていないと発表した。レタスやキャベツの産地で植え付け作業などに支障が出る恐れがあるという」


これは日本のニュースだったのですが、同じようなニュースが韓国でも報道されています。


「ベトナム国籍の季節労働者を受け入れる予定だった農家が新型コロナウイルスの感染拡大により韓国とベトナムをつなぐ航空便が閉ざされたことで困っている。韓国とベトナム間の直行便は今月7日から中断された。慶尚北道榮州市は今月入国予定だったベトナムからの季節労働者93人の入国が延期されたと発表した」


また今年ベトナムから548人、中国から201人の季節労働者を予定していた忠清北道地域の農家にも同じような影響がでています。ベトナムは空の便が中断されたため雇用が不可能になり、中国もコロナウイルスの影響で中国人の入国が難しくなっているからです。チェチョン市は来月9日にベトナム・フィリピン、ラオスから外国人労働者96人が入国する予定でしたが、これもすべて延期となりました。


中国・ベトナムなど、一部の国からの季節労働者が入国できなくなったことから、急いで他の国の人材を求めている自治体もあります。中国人の季節労働者100人の入国を推進してきた忠清北道ケサン郡は、カンボジアに目を向けています。しかし農家からは毎年やってきていた中国人労働者を求める声が高いようです。


去年、韓国にやってきた外国人季節労働者は3497人でした。この中の83%、2910人はベトナム、フィリピン、中国から来ていました。特にベトナムが多く1535人にも達していました。


今年も法務部は先月6日、雇用労働部、農業食品部などの関係部署と合同で構成されている季節労働者割当て審査協議会を開き48の自治体に4797人を割当てることを計画していました。自治体別には江原道ヤング郡が608人で一番多く、慶尚北道ヨンヤン郡が412人、江原道ホンチョン郡が400人などです。


法務部は季節労働者の比重がベトナムとフィリピンに集中している点からみて、今回の新型コロナウイルスの農家に与える影響は非常に大きいものとみています。法務部の関係者は「農村での人手不足の深刻さは認識している。国内にいる合法滞在者を活用するなど、人手不足解消のために関係部署と協議していく」と語っています。


キュウリ、リンゴなどを栽培している農家で特に人手不足が深刻だといいます。このままだと今年の栽培面積を半分に減らさなければならないと心配している農家もあるということで、人手不足が長期化する場合には農産物価格への影響も出てきそうです。


季節労働者、昭和の時代の日本では出稼ぎと言えば農閑期に農家から都市部に仕事を求めて人が移動したものでしたが、今の時代は国から国へ、農業をするために人がやってくるんですね。都市の工場や建設現場だけでなく、田舎の農家にもこんなにたくさんの外国人労働者が来ていた現実に今更ながら驚いています。

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