自己啓発本『セイノの教え』
2024-03-21
山を越えた村の裕福な家で大きな宴会が開かれたある日のことでした。
朝から宴会の料理などを手伝った母親は、
夕暮れ時になって子どもたちに食べさせる餅が入ったかごを担いで
家に向かっていました。
山道はすぐに暗くなり、遠くから虎の鳴き声も聞こえてきました。
母:まあ、虎の鳴き声だわ。何て恐ろしいのでしょう。早く行かなければ。
虎:餅を一つくれたら、放してやるぞ。
母:子どもたちが家で私の帰りを首を長くして待っているんだ。
さあ、餅をやるから私を逃がしておくれ。
“어휴, 호랑이 소리네. 무서워라~ 빨리 가야겠다” (엄마)
“떡 하나 주면 안 잡아먹지~” (호랑이)
“그래그래~ 떡을 줄테니까 나는 보내주려무나~
집에서 어린 것들이 엄마 오기만을 기다리고 있단다.
여기 떡을 줄테니, 얼른 길을 비켜다오” (어머니)
しかし、しぶとい虎はまた母親を追いかけ、
終いには母親を丸ごと呑み込んでしまったのです。
虎:ただいま。お母さんよ。何をしているの?お母さんよ。さあ、早く戸を開けておくれ。
妹:あ、お母さんだ。お兄ちゃん、早く戸を開けましょ。
兄:ちょっと待って。母さんが戸を開ける時はいつも気をつけるように
言っていただろう?それに、何だか母さんの声がおかしくないか?
戸を開ける前に穴から外の様子をのぞいてみよう。
あれ?あれは確かに母さんの服だけど、何か様子が変だぞ。
虎:早く戸を開けてちょうだい。あなたたちの大好きな餅を持ってきたわよ。
兄:母さん!その前に、戸の開いている穴に手を入れて見せてくれる?
妹:お母さん、どうして手がこんなにかさかさしているの?
虎:そ、それは一日中働いてきたからだよ。
“얘들아~엄마왔다. 얘들아 뭐해? 엄마 왔다니까~ 어서 문 좀 열어봐” (호랑이)
“어, 엄마 왔나봐. 오빠 빨리 문열어” (여동생)
“잠깐만~ 엄마가 아무나 문열어 주지 말랬잖아~
그런데, 엄마 목소리가 좀 이상한거 같은데.
먼저 여기 문구멍으로 좀 내다보자~ ...엄마옷은 맞는데 엄마같지가 않아” (오빠)
“얘들아~ 문 안열고 뭐하니? 엄마가 맛있는 떡 가져왔다” (호랑이)
“잠깐만~
엄마! 어디 손 좀 안으로 들이밀어 봐” (오빠)
“ 엄마! 왜 이렇게 손이 거칠거칠해?” (여동생)
“뭐? 그 그거야 오늘 하루 종일 일을 했으니까 그렇지” (호랑이)
虎を騙した兄と妹は便所に行くふりをして、井戸の横にある大きな松の木に
よじ登りました。井戸を覗き込んでいた虎は木の上に隠れていた兄と妹を見つけ、
木に登り始めました。
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