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コロナ禍の中で修学能力試験

2020-12-05

ニュース

ⓒYONHAP News

コロナ禍の中、韓国では3日、日本の大学入試センター試験に相当する大学修学能力試験が実施されました。

国公私立を問わず4年制大学の大部分の志願者は修学能力試験を受けなければなりません。

試験の結果で大学の合否が決まり、高校卒業後の人生が決まると言われています。

今回の試験には49万992人が志願しましたが、実際に受験した人は42万6344人でした。

6万4648人が試験に欠席、欠試率は13.17%となり、前の年に比べて1.5ポイント増加しました。

受験者数は去年の48万3000人余りから5万7000人余りが減り、これまでで最も少なくなりました。

少子化の影響で受験者数は年々減る傾向が続いています。

受験者数は試験が初めて実施された1993年に71万6000人、2000年には86万8000人で過去最多となりましたが、その後は減少が続き、2015年以降は50万人台で推移していました。

去年初めて50万人台を割り、今年はこれまでで最も少なくなったものです。

受験者数がさらに減ったのは少子化の傾向に加えて、今年は新型コロナウイルスの影響で試験を放棄した人が少なくなかったためとみられています。

韓国はここ数週間で新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者が100人前後から500人以上に急増しました。

世界的に見れば少ない数ですが、保健当局は短期間に新規感染者が急増していることを受けて、社会的距離確保の規制を強化しています。

こうした中で実施された今年の修学能力試験は異例づくめでした。

試験は通常は11月に実施されますが、今年は新型コロナの影響で2週間延期されて12月に入って実施されました。

今年の高校3年生は新型コロナの影響で対面授業とオンライン授業を繰り返し、正常に教育課程を履修できなかったことから学力低下が懸念され、試験の難易度を低く抑えるのではないかとされていましたが、難易度は平年と同じ水準でした。

受験生は、手指消毒、症状の有無確認、体温測定などを経て会場に入りました。

それぞれの試験室に入る受験生の数は従来の28人から24人に減り、机には透明アクリル板が設置されました。

発熱者や隔離者は別途に設置された会場で試験を受け、すでに感染が確認された受験生は隔離中の病院や治療施設で試験を受けました。

例年ですと試験当日は早朝から受験生の後輩たちが温かい飲み物などを準備し、高校名が書かれたプラカードを掲げて試験会場に入る先輩を応援する光景が見受けられましたが、今年はこうした光景は見られませんでした。

試験が終わったあとは、いろいろな企業が試験を終えた受験生のために多彩な無料イベントを開催しましたが、今年は目立ったイベントは見られませんでした。

試験の成績は12月23日にそれぞれの受験生に通知され、受験生は来年1月7~11日まで志望大学に願書を出し、1月13日から2月5日にかけて各大学は合格者を発表します。

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