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ベルリンの少女像、永続設置の可能性

2020-12-05

ニュース

ⓒYONHAP News

ドイツの首都ベルリン市のミッテ区に設置された「平和の少女像」が継続して設置される見通しとなりました。

ミッテ区議会は1日、「平和の少女像」の永続的な設置に向けた方策を見いだすよう求める決議を賛成多数で可決しました。

決議案の採決の結果、賛成は24票、反対は5票でした。

左派系3党の議員が共同発議した決議は、「少女像は戦時中の性暴力に関する議論の契機となる」などとして、永続的な設置に向けた方策を見いだすよう区側に対応を求めています。

決議文には慰安婦問題について日本政府が謝罪した「河野談話」も引用されました。

「平和の少女像」は、第二次世界大戦中の少女や女性の強制連行や性暴力を象徴する像として、2011年12月にソウルの日本大使館前に初めて設置され、最近は海外の複数の都市でも設置されています。

ミッテ区は、「戦時中の性暴力について議論するきっかけになる」として少女像の設置を許可し、9月にミッテ区の公有地に設置されました。

日本政府は少女像の設置についてドイツ連邦政府とベルリン市に強く抗議し、ミッテ区はこうした動きを受けて10月7日には一転して撤去する方針を決定しました。

ミッテ区が少女像を撤去する方針を決定すると、少女像の設置を主導した市民団体のコリア協議会はこうした決定の背景に「日本による政治的な圧力があった」と主張して区に異議を申し立て、裁判所に決定の効力停止を申請しました。

結局、ミッテ区は少女像の撤去命令を撤回、少女像の設置を当面認めることにし、裁判所の判断を待つことにしていました。

決議を共同発議した議員は、戦時中の性暴力は一過性の問題ではなく構造的な問題だとして、少女像は戦時中の性暴力を象徴していると指摘し、ミッテ区は少女像の永続的な設置を許可し、戦時中の性暴力に関する議論が継続されることを希望すると述べました。

少女像の永続的な設置を求める決議が賛成多数で可決されたことから、ミッテ区が少女像の永続的な設置を許可する可能性が高まりました。

日本政府の抗議がかえって少女像の永続的な設置可能性を高める結果となりました。

10月半ばに公開されたこの問題に関するミッテ区のプレス・リリースを見ますと、シュテファン・フォン・ダッセル区長は「ミッテ区は時代や場所、行為者が誰かにかかわらず、女性への性暴力、特に戦時中の性暴力を非難します」としています。

戦時中の性暴力は韓国の少女や女性に限られた問題ではありません。

第二次世界大戦中にはアジア・太平洋地域の多くの国々で少女や女性が性暴力の被害に遭っていて、その被害者は14カ国、20万人以上とされています。

この問題は決して政治的な問題ではなく、女性の普遍的人権に関する問題です。

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