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韓国系のF1ドライバー

#マル秘社会面 l 2020-12-09

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

若者たちの活躍は新型コロナウイルスの感染拡大でコロナブルーになっている人々の心を励ましてくれる、何よりの話題です。アイドルやスポーツ選手の活躍ぶりはよく耳にしますが、今日はカーレースの世界の話です。

韓国人の血を引くカーレース選手が初めて、世界最高のモータースポーツの舞台「F1(フォーミュラワン)グランプリ」に出場しました。 韓国人の母親と英国人の父親を持つジャック・エイトケン(25)=韓国名:ハン・セヨン=さんです。

ジャックは今月5日と6日にバーレーンで開催された「2020サヒールグランプリ」にウィリアムズ・レーシング・チームの一員として出場しました。歴代のF1の舞台に韓国人はもちろんのこと、韓国系の選手が出場するのも今回が初めてです。

ジャックさんは1995年、ロンドンで韓国人の母ハン・ジョンファさんとスコットランド人の父ジョン・エイトケンさんの間に生まれました。7歳の時にカートレーシングでレースに興味を持ち始め、2015年にはF1を夢見る次世代レーサーの登竜門であるルノー2.0アルプス・シリーズで総合優勝を果たし、2018年にF2デビューをはたしました。

彼はウエスト部分に太極旗(韓国国旗)とユニオンジャック(英国国旗)が並んでいるユニフォームを着用します。そしてヘルメットにも太極旗をデザインした図柄が入っています。

インタビューでは「F1レースで太極旗を身につけて走るのは僕が最初だろう。自分自身をとても誇りに思う」と述べています。ジャックはこれまで、F2(フォーミュラ・ツー)の舞台で「太極旗と共に走る韓国系選手」として広く知られてきました。レーシングカーの外に太極旗とユニオンジャックを並べて付けて出場し、注目されたからです。そこには英語名と共にハングルで「ハン・セヨン」と大きく書いてあります。

そして迎えたレース当日、彼はデビュー戦を16位で完走しました。レースは20人の選手がレースに参加し、3人が途中でリタイアする中、最後まで完走し16位を記録しました。

レース後のインタビューでは「あっという間にレースの夜が過ぎた。チャンスを狙って前に出ようとしてミスをしてしまった。僕のデビュー戦をフォローしてくれたチームの同僚の皆さんには申し訳ない」と感想を語りました。

彼は今回チームメイトの ジョージ・ラッセルが、新型コロナウイルスにかかった世界トップクラスのレーサー、ルイス・ハミルトンの穴を埋めるため、しばらく別のチームに移ることになったため、急遽出場が決まったものでした。13位という結果ではありましたが、若いジャックさんにとってはまたとない経験となったことでしょう。

韓国はF1に関しては苦い経験があります。F1を韓国でも開きたいと全羅南道・霊岩郡に韓国インターナショナルサーキットが建設され、2010年から2013年まで国際大会が開催されました。当初の計画は2006年10月に開催が決定。契約は2010年から2016年までの7年間で、5年延長のオプションも含まれるとされました。

しかし首都圏から遠いこともあり観客が集まらず、採算が取れないという理由で大会は4回で打ち切られ、大会組織委員会も解散しています。ということで残念ながら韓国国内でF1グランプリを見ることはできそうもありませんが、韓国系の若い選手の活躍は久しぶりの気持ちの良いニュースでした。

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