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校内暴力と双子の女子バレーボール選手

#マル秘社会面 l 2021-02-17

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

ニュースでもお伝えしましたが、韓国女子バレーボールの国家代表でもあった双子の女子プロバレーボール選手イ・ジェヨン、イ・ダヨン選手に韓国代表資格の無期限停止処分が科されました。また所属チームの「興国(フングク)生命」も無期限出場停止処分を科しました。理由は中学生時代の校内暴力です。二人は加害者でした。

今月10日にオンライン・コミュニティーサイトに中学生時代にこの2人から校内暴力を加えられたという書き込みが掲載されました。2人はこれを認め、手書きの謝罪文を掲載しましたが、世論は収まらず結局、出場停止という重い処分が下されました。今回のニュースには韓国スポーツ界のいろいろな現状が含まれています。


メディアへの露出

今回問題となっているイ・ジェヨン、イ・ダヨン選手はバレーボールの実力だけでなくそのビジュアルでも注目を集めていました。美貌のバレーボール選手だとしてテレビ出演、雑誌のグラビア、そしてCMにも出演していました。このようにコート以外での活躍を見れば見るほど、昔いじめられた被害者の憤りは増したのではないでしょうか。


SNSの時代

今月10日、二人と同じ中学校のバレーボール部だったという被害者Aさんが「10年前のことだから忘れようと思ったが、加害者たちは自分たちの過去を忘れてしまったようだ」として、21項目にもわたる被害事実をインターネット上に書き込みました。

二人は書き込みが掲載されてから16時間後、「分別のなかったころにやった無責任な行動のため、多くの方々を傷付けた」と頭を下げましたが、世論は冷ややかで、姉妹のバレーボール界追放を求める請願が青瓦台国民請願サイトに寄せられ、所属チームの興国生命には懲戒処分を要求する声が殺到しました。

近年、芸能人や著名人の学生時代の過ちが暴露されるケースが目立ちます。 俳優タレント、K-POPアイドルと様々な有名人の加害事実が明らかとなり、その騒動で番組降板や活動自粛に追いやられた人も少なくありません。スポーツ選手も同様です。


3.親の存在

イ・ジェヨン、イ・ダヨン選手は双子ですが、その母のキム・ギョンヒさんも有名な女子バレーボール選手でした。ソウルオリンピックの女子バレーボール代表チームのセッターをしていました。


そんな代表選手だったお母さんが育てた、代表選手ということで、バレーボール協会は去年、母親のキム・ギョンヒさんに「立派な父母賞」を授与しましたが、今回これも取消となりました。


4.日常化した暴力

専門家は「特に学校の運動部では先輩・後輩と共に合宿し、団体生活をする過程で、暴力や統制に順応したり、自身も暴力の加害者の役割をすることになる、いわゆる暴力の社会化過程が形成されやすい」と指摘しています。


国家人権委員会が2019年12月に発表した「学生選手人権侵害実態全数調査結果」によると、中学生の21.5%、高校生の23.7%が身体への暴力を経験したといいます。合宿の経験があると、暴力の被害者は約10ポイント増えていました。


被害者の証言の中には「先輩たちは合宿所で後輩をたたいてストレスを解消している」「圧倒的な実力を持つ『エース』がいじめをしたら、監督でも介入できない」という内容もありました。


今回の事件は海外メディアにまで大きく報道されました。今、この時間も昔自分が加害者としてしたいじめを思い出し、次は自分の番かと心配しているスポーツ選手がいることでしょう。そして昔いじめられた被害者は復讐するチャンスは今だとコンピューターの前に座っているかもしれません。まだまだこういうニュース出て来そうです。

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