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ソウル市長選、保革一騎打ちの選挙選始まる

2021-03-27

ニュース

ⓒYONHAP News

4月7日投開票のソウル市長補欠選挙の候補が出揃い、25日から選挙運動が始まりました。

この選挙は、去年7月に与党「共に民主党」所属の朴元淳ソウル市長が自殺したことで空席となった後任市長を選出する選挙です。

この日はまた、釜山市長を選出する補欠選挙も行われ、韓国の二つの最大都市の首長を選ぶ選挙が同時に行われることになりました。

地方自治団体の首長選挙ではありますが、ソウル市長選は来年3月に予定されている大統領選の前哨戦という位置づけにもなっていて、これまでになく関心が高まっています。

ソウル市長選には13人が立候補の届け出をしましたが、中小ベンチャー企業部長官を務めた与党「共に民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)氏と保守系の最大野党「国民の力」と中道系の「国民の党」の統一候補となった呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長による保革一騎打ちの構図となっています。

朴映宣氏は、ニュース番組のアンカー出身で、2004年4月に行われた第17代総選挙で当選し、政界入りしました。

当選4回の議員で、文在寅政権では中小ベンチャー企業部長官を務めました。

一方、呉世勲氏は、弁護士出身で、2000年の第16代総選挙で当選して国会議員となり、2006年7月から2011年8月までソウル市長を2期務めました。

今回の選挙は、LH=土地住宅公社の職員らによる土地の不正購入疑惑などで文在寅大統領の支持率が過去最低となっていることもあって、与党「共に民主党」は序盤から苦戦を強いられています。

保革一騎打ちとなった場合を想定した各種の世論調査では、保守系最大野党「国民の力」の呉世勲氏の支持率は50%台となっていて、与党「共に民主党」の朴映宣候補の支持率30%台を大きく上回っています。

政党支持率も、与党「共に民主党」は30%前後ですが、保守系最大野党「国民の力」の支持率は30%台後半となっています。

文在寅大統領の支持率を見ますと、「支持する」とした人は30%台ですが、「支持しない」とした人は60%を超えています。

世論調査の支持率が選挙の結果にそのまま反映されるとは限りませんが、与党「共に民主党」が苦戦を強いられている選挙だという事実は否めません。

与党の候補が敗れる場合、任期が残すところ1年となった文在寅大統領にとっては大きな打撃となるとみられます。

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