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1-3月期の経済成長率が新型コロナ前の水準を回復

#今週の経済の焦点 l 2021-05-03

週間経済フォーカス

ⓒ Getty Images Bank

ことし1月から3月までの第1四半期のGDP=国内総生産が前の四半期に比べて1.6%増え、市場の予想を上回りました。輸出と内需、ともに改善したうえ、消費者心理を含めた全体的な景気の改善が目立つようになり、経済の回復のスピードは予想より速いということが言えます。 

韓国経済は、経済規模10位内の主要国の中で最も早い回復ぶりをみせています。2019年第4四半期のGDPを100とすると、ことし第1四半期のGDPはアメリカが98.9、日本が97.7、ドイツが94.9となっていますが、韓国は100.4と、100を超えています。これは、新型コロナへの初期対応がうまくいき、大規模な感染拡大を抑えることができたため、経済への打撃がアメリカやヨーロッパに比べて小さかったことが背景にあるといえます。

ことしの韓国の経済成長率について、3%台半ばを上回るのではないかと期待する見方も出ています。しかし、まだまだ予断を許さない状況です。マイナスの影響を与えることが心配される要因としては、まず、資産価格が膨らんでいることをあげることができます。不動産や株式、債券、ビットコインなどの暗号資産への投資が活発ですが、これらの値動きは不安定で、今後、値崩れが起きた場合、経済全般に悪影響を与えるおそれがあります。新型コロナウイルスワクチンの接種状況も、今後の景気回復に影響を与えるとみられます。米中対立もリスク要因です。対立がさらに激化すると、世界の輸出市場に与える影響はかなり高いとみられています。 

国内で進む二極化も心配です。企業の景況感は急速に改善していますが、企業の利益率は会社の規模の違いでばらつきが拡大しています。また、輸出企業と内需企業の景況感の格差も広がっています。新型コロナで大きなダメージを受けた自営業者も、景気回復を肌で実感できていないのが現状です。

景気を本格的な回復軌道に乗せるため、様々なリスク要因を見極めながら対処すると同時に、二極化を是正するための政策を積極的に取っていくことが政府の課題となっています。

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