４年に一度開催される世界的なスポーツの祭典、オリンピックが開催されます。

去年2020年に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期され、ことし2021年に開催されることになりました。

７月23日に開会式が行われ、17日間、世界各国のアスリートが熱戦を繰り広げます。 東京オリンピックでは33競技が実施され、金メダルは合わせて339個です。

今回のオリンピックはコロナ禍の中で開催されることもあって、「安心、安全なオリンピック」というスローガンを掲げ、一都三県では無観客で競技を実施することが決まるなど、感染拡大を抑えるためにいろいろな対策が実施されることになりました。

開会式は７月23日金曜日午後８時から始まります。 開会式は「森のスタジアム」と呼ばれる新国立競技場で行われます。 1964年の東京大会のオリンピックスタジアムだった国立競技場が、新しい競技場に生まれ変わりました。

開会式は、互いを認め合い、支え合う「共生」、分断や対立を超えた世界につながることを示す「平和」、自然災害を乗り越え、次の代を創っていく「復興」、持続可能で、人間性豊かな、新しい時代のスタートラインとする「未来」などが、基本コンセプトに選定されました。

セレモニーや聖火台に点火する最終ランナーは誰なのか、こちらはこれまでのオリンピックでもそうでしたがシークレットで、当日のお楽しみです。

東京オリンピックのモットーは「United by Emotion（感動で、私たちは一つになる）」に決まりました。 感動で人々がつながることで、国籍や宗教、障害などの壁を乗り越え、互いを認め合う共生社会につなげたいとの思いを込められています。

違う形の四角形を組み合わせたエンブレムは、国や文化、思想などの違いを超えてつながり合うという「多様性と調和」のメッセージが込められているということです。

また、大会のシンボルとなるキャラクター、マスコットの「ミライトワ」は、「素晴らしい未来を永遠に」という願いが込められているということです。

東京オリンピックでは五つの競技、野球、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンが追懐されました。

野球は2008年の北京大会以来で、12年ぶりに復活が決まりました。 また、女子の参加を促進するために、陸上競技の男女混合リレー、アーチェリーの混合団体、柔道の混合団体、卓球の混合ダブルス、トライアスロンの混合リレーといった種目が新設されました。

一方で、韓国の「射撃の皇帝」と呼ばれるチン・ジョンオがオリンピック三連覇を成し遂げた種目、射撃50mエアピストルは廃止されました。 一方で、東京2020大会ではフェンシングのフルーレ、エペ、サーブルの３種目で、男女ともに個人・団体の12種目がすべて実施されることになり、韓国勢の活躍が期待されています。

東京オリンピック、韓国は金メダル７個、メダル獲得ランキング10位を目指しています。

過去の大会を見ますと、韓国のメダル獲得ランキングは、2004年アテネ大会９位、2008年北京大会７位、2012年ロンドン大会５位、 2016年リオデジャネイロ大会８位で、５大会連続10位以内を目指しています。

アーチェリーとテコンドーでどれだけメダルを獲得できるかが、目標を達成できるかどうかのカギになりそうです。